チャラ男と私
「なーに話してんのっ??」
「…仁」
「………っ」
噂をすれば…
昼休みも残りわずか、昼食を終えたのか赤西は教室にもどってきた
私は意識してしまって勢いよく窓の外へと顔を逸らした
その様子を見た亀梨君は私にそっと耳打ちをした
「大丈夫だって言ったろ??」
私は下を向いたまま頷いた
「さっき白石にさ…」
亀梨君はゆっくり赤西へと視線を移した
「告った」
「はぁ??」
私も、もちろんびっくりしたけど赤西も驚いたようで
眉をピクッとさせたのがわかった
「なんだよ、それ…」
キーンコーンカーンコーン━
「予鈴…席戻んぞ」
静かにそう言った亀梨君はそのまま戸惑う赤西の背中を押して席へと戻った
「なんだよ…さっきの」
「そんなに気になるなら自分で確認すればいい」
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