チャラ男と私















「じゃあみんな廊下並んでー髪の毛耳にかけといてねー」




赤西は教壇に立ってみんなを誘導しだした




私は同じ教壇に立ちながらも、その様子をただ横目で見てた















気がつけば赤西は、私のそばにいた




でもそれって、どうしてだったのかな??








亀梨君に言われたように、私はかなり流されやすいんだと改めて実感した






赤西は、誰にでもカワイイって言うのに…




カワイイって言われて嬉しかった





そして私に対してのそれは、特別なのかもしれない…なんて都合よく思ってしまうのは、私にそんな免疫がついてないからであって





それでも、そんな赤西の態度を本気なんじゃないかと捉えてしまう私は





本気であってほしいと思う私は









…もう






とっくの前から赤西に惹かれていたのかもしれない













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