チャラ男と私








「じゃあ俺今日はサエピーとふーりんとカラオケだから」




「えっ??」




「行ってらっしゃい」




亀梨君は赤西にヒラヒラと手を振った





それを見た赤西は亀梨君にベッと舌を出して教室から出て行った





「あれ…??赤西を待ってたんじゃないの??」



赤西はカラオケに行くって言うのに…じゃあ、亀梨君はどうして??



「いや、俺が待ってたのは白石だけど??」



「……わ…私??」



「うん」




私を待っててくれたの??






「もし暇だったら、どっか寄ってかない??」





「う…うん」




そんなこと言われるなんて思ってなくて、私は戸惑いながらも頷いた






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