チャラ男と私
「ちょ!!なにして…っ!?」
「へ??ケチャップ舐めただけじゃん、どうかした??」
なんの悪気もなく、そうやって言われた
むしろ、私が変なこと言ってるくらいの勢いだし
「………べつに、なにも」
気にしない、気にしない!!
赤西は全然気にしてないんだから!!
それくらい、フツー!!日常で多く見られる光景だよね!!
そうやって、さっきのことを押し込もうとしてる私を見てたのか見てないのかは知らないけど…
「ねー、なに乗る??」
赤西はそうやって何も気にしてないみたいに言って立ち上がった
なんか私…振り回されてるよね………
「おぇっ…おぅぇっ…」
「………ねぇ、」
「おぅっ……」
「あのさ、絶叫系、苦手だったの…??」
あれから二時間も経ってないのに、赤西の顔色が悪い
むしろ私には真っ青に見える
ちょっとしたジェットコースターとか乗ったぐらいなのにな…
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