赤西は首を傾げて困った顔をしながら話し出した



｢んーなんて言えばいいんだ??…一人一人､みんなちがうじゃん??｣


｢うん｣


｢その人にはその人の良さがあって､カワイイって思うんだよ､あ､もちろん女子限定でね｣



｢………｣




｢で､あの子のそういうとこがカワイイ､そういうとこが好き､たくさん話したい､一緒にいたいなぁって思うわけ｣



｢………へぇ｣




カワイイって言うのは女子限定なんだろうけど､よく思い出せば赤西の周りにはいつも男女問わずに人が集まってる




赤西はきっと…人が､好きなんだろうな




だから､赤西はみんなに好かれるのかな…??




｢…でも､もし､すきな人ができたら??変わるの??｣



｢それは…わかんないけど…｣



少し難しい質問をしてしまったかもしれない




｢あ､でも…ちがうんだよ｣


｢何が??｣




｢カワイイって言葉の意味…女の子の数だけ…｣



ごにょごにょと言葉を濁した赤西



｢…さっきも同じようなこと聞いたよ｣




要するに､女好き



そういうことなのよね




｢じゃ､送ってくれて､ありがとう｣



｢…おう｣





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