チャラ男と私
「昼休み、さ………」
だるい内容の会議が終わって、会議室から出たと同士に赤西は口を開いた
「ん??」
「騒いだりして、ごめんな」
「…急にどうしたの??」
「いや、なんかちょっと反省しなきゃと思って」
困ったように笑った赤西を見て、やっと反省してると言うのが伝わってきた
「赤西がうるさいのは…いつものことじゃん」
「そんな言い方すんなよ」
唇を尖らせてすねてる赤西を見て、不覚にもかわいいなと思ってしまった
「いいよ…許してあげる」
「ほんとに??」
「…うん」
すると赤西はいつものように笑顔を見せた
「今日は暗いから送ってくよ」
「え!?いいよ!!」
「だめー!!白石がなんつっても送ってく!!」
そう言うと赤西は私の腕を掴んだ
「強制連行します」
「ちょッ…離してよ」
「離さない」
「送ってもらうから離してってば」
「…わかった」
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