チャラ男と私








「あ…りがと」



「甘いの好き??」



「うん」




やっぱり亀梨君は、優しい



そうやって気配りができる人だから、好きになる女の子もきっとたくさんいるはず




だから、なんで私なんかに話し掛けてくれるのかも…よくわからない





「中庭で食おうか」


「うん」





















中庭には先客がたくさんいた



陽が当たって暖かくて、生徒に人気の場所のようだった






その生徒の中には赤西もいた




見つかったらうるさそうだなぁ、直感で私はそう思った





だけど、時すでに遅し…






「カメ!!と、あれ!?白石じゃん!!なんで一緒にいんの!?」


案の定、赤西は私たちのもとに駆け寄ってきた



「白石と一緒にメシ食おうと思ってさ」


「俺も一緒に食う!!」




「は…!?」





即答する赤西に私は呆れることしかできなかった




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