未来彼氏、










『で、変態…いや、和也さんはどうしてここにきたんですか??』



二人でギャーギャー言っても解決はしない




やっぱり変態…いや、和也さんは私に危害を加えるような人ではないみたいだったから



私のが多分年下だけど心を大人にして話し合いという方法をとった



警戒レベルは落ちたものの変態には変わりない



一定の距離を保って正座をして向き合った



「俺は…いつか夢裕に渡されたメモを見てここに来た」


『………メモ??』



「夢裕が前に住んでた住所が書いてあんの…このメモ持ってた自分にびっくりだけど」



そう言った変態…いや、和也さんはポケットから財布を取り出し


さらにその中から少し古ぼけた小さなメモを出して私に見せた




『ここの住所だ……それに…』



このメモの字




私の字にそっくり



ううん、間違いない



私の字だ




「まさか今役に立つとは思わなかったけど」


こんなことってありえるの??



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