未来彼氏、






『…ごめん』



私は和也を抱きしめてた手を離し


部屋に戻ろうとした



「夢裕…」





和也はこんな汚い質問をした私をの手を引き



抱きしめた




少しも…避けようともせずに




「夢裕のバーカ、俺は未来の夢裕も今の夢裕もすっげぇ愛してんの」




『………むかつく』



「とか言って、嬉しそう」



彼の言ってることは本当で




私は和也がそうやって言ってくれたことが嬉しくてしかたなかった





「考えたらわかんなくなったんだ…どうして俺と夢裕が会えたのか…」


『………』


そう、和也はわけもわからず過去にきたんだ



「このまま俺が未来に帰ったら…今この時はどうなるのかって」




『そしたら私が…和也に会いに行くんだよね』





「会いにきてくれる??」




『…わかんないよ』





「………ガーン」


未来のことなんてわからない



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