未来彼氏、
「服よーしっ!!お泊り用品よーし!!残金ほとんどなーし!!」
『あー、残念だね』
そう、言えば今日は元々買い物に行く予定だった
とりあえず和也さんの生活用品が必要になった今
休日の予定通り買い物へと出向いている
「あれー??四年前ってここの店なかったっけ??」
『…四年前??』
「うん、俺らの行きつけのモツ鍋屋ができんの!!だから楽しみにしてて」
笑顔でそう言った和也さんは私の頭を撫でた
『………うん』
「あ、でもその隣にできるお好み焼き屋はあんまりおいしくないから覚えといて」
『…そっか』
「そんで━」
私の知らない未来の話
もし本当に和也さんの言う通りのことが起きたら
やっぱりそれは
和也さんは未来からタイムスリップしてきたことが本当だってことだよね
ただ私は確実に和也さんの話を一言も忘れないように脳の片隅へとしまった
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