未来彼氏、







「とにかく、過去の夢裕にも会えたし帰るよ」


『どうやって………??』



「…………あ」



『どうやって過去に来たの??そんなことって簡単にできるの??』



「やべぇ俺…帰れねぇかも」




なにー!?




『どーするの!?』



「泊まらせて」



『イヤです!!』


いつ帰るかもわかんない人を家になんておけない



「じゃ、じゃあ俺にどうしろってゆーんだよっ!!」



それにこの人は≪未来≫の私の彼氏であって



≪今≫の私の彼氏じゃない




『この時代にいる自分に助けてもらえばいいんじゃないですか??』



「なるほど!!」



納得するのかよ!!



「じゃー今からちょっと行ってくるわ」


スチャッと右手を上げて和也さんは玄関へと向かった



とにかく去ってくれるのなら大歓迎だ



私は和也さんの見送りをしようと背中を追い掛けた




.



11/39ページ
スキ