未来彼氏、
「とにかく、過去の夢裕にも会えたし帰るよ」
『どうやって………??』
「…………あ」
『どうやって過去に来たの??そんなことって簡単にできるの??』
「やべぇ俺…帰れねぇかも」
なにー!?
『どーするの!?』
「泊まらせて」
『イヤです!!』
いつ帰るかもわかんない人を家になんておけない
「じゃ、じゃあ俺にどうしろってゆーんだよっ!!」
それにこの人は≪未来≫の私の彼氏であって
≪今≫の私の彼氏じゃない
『この時代にいる自分に助けてもらえばいいんじゃないですか??』
「なるほど!!」
納得するのかよ!!
「じゃー今からちょっと行ってくるわ」
スチャッと右手を上げて和也さんは玄関へと向かった
とにかく去ってくれるのなら大歓迎だ
私は和也さんの見送りをしようと背中を追い掛けた
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