すきの気持ち
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私のこと
こんなに心配してくれる人がいるんだ
『和也…
心配かけてごめんなさい…』
和也の腕の中は
暖かくて
心が落ち着いた
「ショックで
街中フラフラ歩き回って
車に跳ねられて死んでんのかと思った」
『…死んでない』
「それくらい碧のこと心配した」
和也の手に力が入った
『和也…
ごめんね…』
私はただ
和也の力に答えようと
手を背中にまわした
元カレと話して
想い伝えて
私は
泣いてたわけじゃない
ちゃんと話を聞いてくれたし
文句があるわけじゃない
だけど
授業にはいきたくなかった
笑顔でいれる自信がなかった
泣きたいわけじゃないけど
二人でいる時間が
確かにあったから
本当に終わりなんだって思ったら
心に穴が開いた
「教室帰んぞ」
『うん』
和也は私の手をつかみ
前を歩く
教室に向かうため
階段をトントンとくだる
自然に離れた
私と和也の手
ずっと手を繋いでる理由はない
ちゃんとつかんでてよと
思った自分がいたこと
私は気づかないフリした
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