すきの気持ち
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『そういえば
和也はすきな人とかいないの??』
帰り道
私は何気なく和也に聞いてみた
「俺も今時の高校生だし
すきな奴くらいいるに決まってんじゃん」
隣を歩く和也は平然と答えた
『そっか
すんなり認めるところもかっこいいね』
なんか自分に誇り持ってるみたいで
素直にかっこいいなって思った
「かっこいいか!?
意味わかんねーッ」
『かっこいいよ』
和也はなぜか爆笑して
私もなぜか
つられて笑ってしまった
誰なのか気になるけど
和也は絶対私に言ってくれると思う
だって私と和也は
なんでも話せる友達なんだから
和也は私の家まで送ってくれた
『今日は…ありがと』
「あんま解決策言えなくて悪かったな」
申し訳なさそうに
和也が言う
『そんなことないよ!!
私自信持てたよ
明日ちゃんとすきって言うもん』
心のモヤモヤ
和也のおかげで消えたんだよ
「ならよかったけど…
どうする??
碧一人で言いにいける??」
『うんッ
大丈夫だよ』
「そっか
だったらいいんだ
頑張れよ」
和也がやわらかく笑う
優しさが滲み出てるような
そんな笑顔
『ありがと
頑張るよ』
ありきたりな言葉しかでないくらい
和也に感謝してる
『そーだ和也
和也はみんなに優しいけど
すきな子にはもっと優しくしなきゃ
その子に一生気づいてもらえないよ』
「言われなくてもわかってるっつの!!」
和也は私と目を逸らしながら叫んだ
『ぷッ
何それ!!
照れてんの!?』
「照れてなんかねーよ!!
じゃーな
また明日!!」
そう言って和也はそそくさと帰ってしまった
『照れてんじゃん…』
そんなにその子のことがすきなんだ
なんか和也って…
めっちゃ可愛い
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