すきの気持ち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
和也の顔が
私の目の前にあって
こんなに近くで見たの
初めてだなぁって思った
和也は私から目を逸らさないで
痛いほど視線を突き刺してくる
『んんッ』
なんで息ができないんだろう…
「…悪ぃ」
和也が私に謝って
息ができるようになった
私の顔は熱くなった
『か…ずや…今……』
キスしたよね…??
唇に残る感覚
和也にキスされた…??
「心臓に悪かった??」
ペロッと舌を出して
勝ち誇ったみたいに笑う和也
『なッ!!
なんでそんなこと…するの!?』
これも…
私をからかった…??
「したかったから…」
理由になってないし
『和也…
私思うんだけど…
そういうのはすきな…』
「帰ろっか」
何事もなかったみたい
私の言葉を聞こうともせず
和也は私の手を引く
『うん…』
そういうのは
すきな人とするもんだよね??
さえぎられた言葉
私にもう一度言う勇気はなかった
帰り道
私は和也の隣を歩く
なんとなく
話せる雰囲気じゃなかったけど
それでも二人の手が離れなかったのは
屋上から帰るときみたいに
階段がなかったから
だと思う…
.