一期一会…?
早朝に仕事を終え、無事に帰宅したクーは、敷いたままになっている布団にそのまま飛び込んだ。
「うぇ〜……」
結局、一言断りを入れたといえど持ち場を離れたため、先輩からはこっぴどく叱られてしまった。
しかし仲良くしてもらっている工事現場のおっちゃん達からは、クーらしくて良いと褒められたのだから、結果としてはきっとプラスマイナスゼロだ。
「でも、ちゃんと助けられて良かった」
一期一会とは言えど、二回も出会った仲。これも何かの縁だったのだろう。
クーは携帯のアラームを設定すると、枕元に置いたままになっていた手紙を手に取った。
ムラクモ選抜試験と書かれたその紙には、今日の日付と、開始時間、そしてーークーの名前が書いてあった。
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2019.1.26 privatterより移動
「うぇ〜……」
結局、一言断りを入れたといえど持ち場を離れたため、先輩からはこっぴどく叱られてしまった。
しかし仲良くしてもらっている工事現場のおっちゃん達からは、クーらしくて良いと褒められたのだから、結果としてはきっとプラスマイナスゼロだ。
「でも、ちゃんと助けられて良かった」
一期一会とは言えど、二回も出会った仲。これも何かの縁だったのだろう。
クーは携帯のアラームを設定すると、枕元に置いたままになっていた手紙を手に取った。
ムラクモ選抜試験と書かれたその紙には、今日の日付と、開始時間、そしてーークーの名前が書いてあった。
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