雄英受験
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一週間後...
「名前!合格通知来てるわよ!」
珈琲を飲みつつ個性の練習をしているとお母さんが私の部屋まで通知を持ってきてくれた。
顔はいつも通り真顔だった。母は顔の筋肉が固く、表情が乏しい。
でも何だかんだでお母さんも緊張しているらしい。手紙を渡す手が震えていた。
そして何も言わずに部屋を出ていった。どうやらお母さんなりに気を遣ってくれたようだ。
真っ白い簡素な封筒に模造名前様とだけ書いてある。ベッドに寝転がり、丁寧に封を開ける。
中にはテープレコーダーの様な形状のものが入っていた。
取り出すと、空中に画面のようなものが現れた。画面には小汚い格好の男の人がいた。
その男の人は一つ咳払いをすると、直ぐに本題に入り始めた。
『えー...まずは受験結果から。たんて「ちょっと待って下さい!」なんだ』
「ちょっ...心の準備とかは!?」
見るからに面倒くさそうな顔をして彼は言う。
『合理的じゃない。時間の無駄だ。それに心の準備もクソもない』
『端的に言えば合格だ。当たり前だな、推薦枠は今年特別に枠をひとつ増やしたんだ』
これぐらい出来なきゃ困る。と彼は言う。まあそりゃそうだろう。
なんてったってあの天下の雄英高校なのだ。しかもヒーロー科。
「んん?特別に??ってことは元々は私の枠なかったんですか」
『まあ』
どうして増えたのだろう。
『親から引き継いだ二つの個性ともうひとつ、二種の個性を持っているんだからな』
そうだ。私は二つの個性を持っている。しかも一つは親の個性両方を引き継いだものだ。
基本的に一つの個性しかないのだ。明らかにおかしい。
『んでこれが入試の成績表だ』
そう言うと画面に表のようなものが映し出される。
あ、あのちり毛k...出久君もいた。救助ポイント60...?
『成績は爆豪と一緒ぐらいだ。まあ中々じゃないか』
動きの無駄が多いが。と余計な一言を付け足した。ぐうの音も出ない。
というかいま爆豪と言ったのだろうか...爆豪と言えば、あのヘドロ事件だろう。
一人でヘドロのヴィランにずっと抵抗を続け、飲み込まれずにいた。
しかも個性で商店街をほぼ半壊状態にしたという。末恐ろしい。
『クラスは1-Aだ。担任は俺、相澤消太だ』
まさかのこの人は担任だったらしい。ってことはプロヒーロー...?
「よろしくお願いします!」
そう言うと連絡事項は以上という声と共に映像が切れた。
登竜門には登ることが出来た。ここからが本番だ。
(そういやあの人どっかで見たような…?)
「名前!合格通知来てるわよ!」
珈琲を飲みつつ個性の練習をしているとお母さんが私の部屋まで通知を持ってきてくれた。
顔はいつも通り真顔だった。母は顔の筋肉が固く、表情が乏しい。
でも何だかんだでお母さんも緊張しているらしい。手紙を渡す手が震えていた。
そして何も言わずに部屋を出ていった。どうやらお母さんなりに気を遣ってくれたようだ。
真っ白い簡素な封筒に模造名前様とだけ書いてある。ベッドに寝転がり、丁寧に封を開ける。
中にはテープレコーダーの様な形状のものが入っていた。
取り出すと、空中に画面のようなものが現れた。画面には小汚い格好の男の人がいた。
その男の人は一つ咳払いをすると、直ぐに本題に入り始めた。
『えー...まずは受験結果から。たんて「ちょっと待って下さい!」なんだ』
「ちょっ...心の準備とかは!?」
見るからに面倒くさそうな顔をして彼は言う。
『合理的じゃない。時間の無駄だ。それに心の準備もクソもない』
『端的に言えば合格だ。当たり前だな、推薦枠は今年特別に枠をひとつ増やしたんだ』
これぐらい出来なきゃ困る。と彼は言う。まあそりゃそうだろう。
なんてったってあの天下の雄英高校なのだ。しかもヒーロー科。
「んん?特別に??ってことは元々は私の枠なかったんですか」
『まあ』
どうして増えたのだろう。
『親から引き継いだ二つの個性ともうひとつ、二種の個性を持っているんだからな』
そうだ。私は二つの個性を持っている。しかも一つは親の個性両方を引き継いだものだ。
基本的に一つの個性しかないのだ。明らかにおかしい。
『んでこれが入試の成績表だ』
そう言うと画面に表のようなものが映し出される。
あ、あのちり毛k...出久君もいた。救助ポイント60...?
『成績は爆豪と一緒ぐらいだ。まあ中々じゃないか』
動きの無駄が多いが。と余計な一言を付け足した。ぐうの音も出ない。
というかいま爆豪と言ったのだろうか...爆豪と言えば、あのヘドロ事件だろう。
一人でヘドロのヴィランにずっと抵抗を続け、飲み込まれずにいた。
しかも個性で商店街をほぼ半壊状態にしたという。末恐ろしい。
『クラスは1-Aだ。担任は俺、相澤消太だ』
まさかのこの人は担任だったらしい。ってことはプロヒーロー...?
「よろしくお願いします!」
そう言うと連絡事項は以上という声と共に映像が切れた。
登竜門には登ることが出来た。ここからが本番だ。
(そういやあの人どっかで見たような…?)
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