雄英高校受験前
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筆記は全然問題ないのだ。
問題は雄英高校でのヒーロー科志望者に課される実技試験なのだ。
父や母も雄英出身のため、聞いてみると...どうやら雄英の敷地内の巨大都市での模擬戦闘だという。
巨大都市って…とは思ったが、建物の破壊による減点はほぼないということだったので安心した。
また、同じ中学校の奴とは試験会場は別になるらしい。良かった。
「まあ名前なら大丈夫よ」
母はそう言っていた。
本当だろうか。自分の娘という贔屓目を抜いてもそう母は言えるのだろうか。
そんな不安そうな様子が見て取れたのか、父は雄英に受かる為のトレーニングメニューを用意してくれた。
にこにこ顔の父に変な寒気を覚えつつ、メニューを受け取った。
ざっと目を通してみたが…正直に言う、死ぬんじゃねーかと思った。
「朝から5kmのランニング…?腹筋背筋腕立てスクワット40回3セット…個性使用練習3時間、5分給水挟んでまたインターバル…」
実はこれだけじゃない。他にも個性使用模擬戦闘等もあった。
何なんだこれ。もしかして父はこれをやって雄英に入ったのか…?
(つーか...これどこでやる気なんだ...)
公共の場での個性の使用は原則禁止である。
ただし免許をとっている者がヒーロー活動を行う時は除外する。
そんな中、個性使用練習とか模擬戦闘なんてどう行うつもりなのか。素朴な疑問が浮かんだ。
それを見透かした様に父は爽やかに笑って、特別コーチを呼んだのだと言った。
とくべつこーち?
「まあまあ…とやかく言わずにここ行ってきな」
そう言って父は私に地図を持たせると、外に追い出した。随分な扱いである。
現在午前8時。外は勿論クソ寒い。
(早く行かないと凍え死ぬ…)
若干の命の危機を感じた私は大人しくその場に向かうことにした。
*~~~~~*
「…は」
驚いた。何に驚いたって特別コーチの面々に。
なんとあのオールマイトがいたのだ。
それだけではない。何かよく分からない人もいた。多分アングラ系ヒーロー。
そっちはともかく、まさか、あの、オールマイトが...。
「君が模造少女かい?」
「はい。模造名前と言います」
「お前の父から話は聞いている。特訓だったな」
二人のプロヒーローが特訓を見てくれるなんて恵まれすぎてる。
もしかして父の知り合いなのだろうか。
どちらにしろ、すごいことには違いない。
「主に俺が特訓を見る。オールマイトは忙しいんでな、たまにしか見れない」
「すまないね。君のお父さんから話は聞いていてね、一度会ってみたかったんだ」
「いえっ…その…ありがとうございます!」
まさかまさかである。会ってみたかった?あのNO.1ヒーローがそう私に言ったのだ。
父に感謝である。もしかしたら私のあの特異な個性について話したのかもしれない。
「んじゃ、早速始めるぞ」
「はい!」
問題は雄英高校でのヒーロー科志望者に課される実技試験なのだ。
父や母も雄英出身のため、聞いてみると...どうやら雄英の敷地内の巨大都市での模擬戦闘だという。
巨大都市って…とは思ったが、建物の破壊による減点はほぼないということだったので安心した。
また、同じ中学校の奴とは試験会場は別になるらしい。良かった。
「まあ名前なら大丈夫よ」
母はそう言っていた。
本当だろうか。自分の娘という贔屓目を抜いてもそう母は言えるのだろうか。
そんな不安そうな様子が見て取れたのか、父は雄英に受かる為のトレーニングメニューを用意してくれた。
にこにこ顔の父に変な寒気を覚えつつ、メニューを受け取った。
ざっと目を通してみたが…正直に言う、死ぬんじゃねーかと思った。
「朝から5kmのランニング…?腹筋背筋腕立てスクワット40回3セット…個性使用練習3時間、5分給水挟んでまたインターバル…」
実はこれだけじゃない。他にも個性使用模擬戦闘等もあった。
何なんだこれ。もしかして父はこれをやって雄英に入ったのか…?
(つーか...これどこでやる気なんだ...)
公共の場での個性の使用は原則禁止である。
ただし免許をとっている者がヒーロー活動を行う時は除外する。
そんな中、個性使用練習とか模擬戦闘なんてどう行うつもりなのか。素朴な疑問が浮かんだ。
それを見透かした様に父は爽やかに笑って、特別コーチを呼んだのだと言った。
とくべつこーち?
「まあまあ…とやかく言わずにここ行ってきな」
そう言って父は私に地図を持たせると、外に追い出した。随分な扱いである。
現在午前8時。外は勿論クソ寒い。
(早く行かないと凍え死ぬ…)
若干の命の危機を感じた私は大人しくその場に向かうことにした。
*~~~~~*
「…は」
驚いた。何に驚いたって特別コーチの面々に。
なんとあのオールマイトがいたのだ。
それだけではない。何かよく分からない人もいた。多分アングラ系ヒーロー。
そっちはともかく、まさか、あの、オールマイトが...。
「君が模造少女かい?」
「はい。模造名前と言います」
「お前の父から話は聞いている。特訓だったな」
二人のプロヒーローが特訓を見てくれるなんて恵まれすぎてる。
もしかして父の知り合いなのだろうか。
どちらにしろ、すごいことには違いない。
「主に俺が特訓を見る。オールマイトは忙しいんでな、たまにしか見れない」
「すまないね。君のお父さんから話は聞いていてね、一度会ってみたかったんだ」
「いえっ…その…ありがとうございます!」
まさかまさかである。会ってみたかった?あのNO.1ヒーローがそう私に言ったのだ。
父に感謝である。もしかしたら私のあの特異な個性について話したのかもしれない。
「んじゃ、早速始めるぞ」
「はい!」