入学編
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受け取った体操着に着替えてグラウンドへ集合する。グラウンドへ出てきた私たちに待っていたのは〝個性把握″するための体力テストだった。どうやら入学式やガイダンスなどをすっ飛ばしていくスタイルらしい。
雄英は自由が売りで、それは学校に限らず先生にも当てはまるようだ。爆豪という男子生徒が先生から投げてみろとボールを渡されているのをぼんやりと見ていた。
死ねぇ!!!というとんでもない掛け声とともに個性を使って投げられたボールは705mという驚異的な記録をたたき出した。
すげぇ、面白そう、などといろいろな声が上がったが相澤先生がピクリと面白そうという言葉に反応した。そして言い放ったのだ。トータルで成績が最下位の者は除籍処分にする、と。それを聞いてげんなりする。
適度に手を抜いてスタンドのことなどを隠したいのに、最下位は除籍処分。何とかして波紋の個性だけでやっていかないといけない。はぁ、と誰にも聞こえないように溜息を吐いて気合を入れた。
相澤先生ともう一人が見ていることには気が付かなかった。
それからは淡々と波紋の個性を使って記録を出していった。そして最終種目のソフトボール投げではまあまあいい記録が出て、あとは緑髪の男子が投げるだけになった。投げるのをぼーっと見ていると個性が発動しないのだと緑髪の男子が騒いでいる。それに対し先生は個性を消したと言った。
世の中そんな個性の人もいるんだな、と思いながら緑髪の男子を見ていると今度は705mという爆豪と同じような記録をたたき出した。こいつはおかしい、ヤバい奴だと本能的に思った瞬間だった。
そのとき、爆豪が緑髪の男子にむかってものすごい勢いで突進した。
「どーいうことだ!!こらワケを言えデクてめえ!!」
「うわあぁぁぁぁ!!」
緑髪の男子が悲鳴を上げて後ろに下がるのと同時に、突進した爆豪に細く平たい布テープのようなものが巻き付いた。どうやら相澤先生の捕縛武器で、ついでに爆豪の個性も消していたらしい。
「そうなんども個性を使わすなよ…。俺はドライアイなんだ!」
((えぇーもったいない!!))
誰の個性にも弱点はあるものだよな、と思いながらトータルが表示されるのを待つ。それにしてもみんな結構心の声が漏れていた。これからみんなのシンクロした心のツッコミが増えるのだろうか、なんて思っているとトータルが表示された。
花京院の文字は上から4番目にあった。トータル4位。なかなかいい結果じゃあないだろうか。最下位の21位には緑谷の文字がある。あのヤバい奴は緑谷って名前か、とひとり考えていると相澤先生が衝撃の一言を言い放った。
「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽。」
目が本気だったくせに何を言っているのか。はーーーーーーー!?と聞こえてきたのに対して一人の女子が考えればウソだとわかるだろうと言っていたが、私にはマジにしか聞こえなかった。
それから家に帰って、明日の時間割などを確認して準備した。これで高校生活の1日目が終わったがなかなかに濃ゆい1日だった。おかげで家に帰ってから明日の準備をして、お風呂に入るとご飯を食べる間もなく寝てしまった。
これからもっと大変になるんだろう、と思いながら睡魔に身をゆだねた。
雄英は自由が売りで、それは学校に限らず先生にも当てはまるようだ。爆豪という男子生徒が先生から投げてみろとボールを渡されているのをぼんやりと見ていた。
死ねぇ!!!というとんでもない掛け声とともに個性を使って投げられたボールは705mという驚異的な記録をたたき出した。
すげぇ、面白そう、などといろいろな声が上がったが相澤先生がピクリと面白そうという言葉に反応した。そして言い放ったのだ。トータルで成績が最下位の者は除籍処分にする、と。それを聞いてげんなりする。
適度に手を抜いてスタンドのことなどを隠したいのに、最下位は除籍処分。何とかして波紋の個性だけでやっていかないといけない。はぁ、と誰にも聞こえないように溜息を吐いて気合を入れた。
相澤先生ともう一人が見ていることには気が付かなかった。
それからは淡々と波紋の個性を使って記録を出していった。そして最終種目のソフトボール投げではまあまあいい記録が出て、あとは緑髪の男子が投げるだけになった。投げるのをぼーっと見ていると個性が発動しないのだと緑髪の男子が騒いでいる。それに対し先生は個性を消したと言った。
世の中そんな個性の人もいるんだな、と思いながら緑髪の男子を見ていると今度は705mという爆豪と同じような記録をたたき出した。こいつはおかしい、ヤバい奴だと本能的に思った瞬間だった。
そのとき、爆豪が緑髪の男子にむかってものすごい勢いで突進した。
「どーいうことだ!!こらワケを言えデクてめえ!!」
「うわあぁぁぁぁ!!」
緑髪の男子が悲鳴を上げて後ろに下がるのと同時に、突進した爆豪に細く平たい布テープのようなものが巻き付いた。どうやら相澤先生の捕縛武器で、ついでに爆豪の個性も消していたらしい。
「そうなんども個性を使わすなよ…。俺はドライアイなんだ!」
((えぇーもったいない!!))
誰の個性にも弱点はあるものだよな、と思いながらトータルが表示されるのを待つ。それにしてもみんな結構心の声が漏れていた。これからみんなのシンクロした心のツッコミが増えるのだろうか、なんて思っているとトータルが表示された。
花京院の文字は上から4番目にあった。トータル4位。なかなかいい結果じゃあないだろうか。最下位の21位には緑谷の文字がある。あのヤバい奴は緑谷って名前か、とひとり考えていると相澤先生が衝撃の一言を言い放った。
「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽。」
目が本気だったくせに何を言っているのか。はーーーーーーー!?と聞こえてきたのに対して一人の女子が考えればウソだとわかるだろうと言っていたが、私にはマジにしか聞こえなかった。
それから家に帰って、明日の時間割などを確認して準備した。これで高校生活の1日目が終わったがなかなかに濃ゆい1日だった。おかげで家に帰ってから明日の準備をして、お風呂に入るとご飯を食べる間もなく寝てしまった。
これからもっと大変になるんだろう、と思いながら睡魔に身をゆだねた。