発熱。
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無言で開けた部屋のドア。
「なっ」
目に飛び込んできた光景に
息が止まった涼介。
自分のベッドに横たわるあやか。
そのベッドに膝をつき
小さな体に覆い被さる弟。
重なっている顔。
まさか…
そんなっ
よみがえる記憶。
全身の血液が逆流する感覚。
不意に顔を上げた弟。
「やっぱあちーな。
体温計どこいったんだ?」
大きな左手がかきあげている前髪。
確かめるように額を撫でて離れた啓介。
「あっ兄貴!
あやかのおでこ
だいぶ熱いけど何度ある?
計ったか?」
「あ…あぁ。
さっき計った。」
「ん?兄貴も顔が赤いぞ!
熱あるんじゃねぇ?」
「大丈夫だ。
お前は横浜に行くんだろう。
時間は平気なのか?」
まだまだ落ち着かない胸。
弟に気付かれぬように吐き出したため息。
「時間は別に…
あやかは平気か?」
「夏風邪らしい。
熱が下がるまでは休ませた方がいい。
2~3日はうちで預かると伝えてくれ。」
「あ~政子さんにか。
分かった。」
立ち上がり歩き出す啓介。
「あっ兄貴!
しっかり看病してくれよ。
くれぐれもムリヤリ襲ったりしないように。」
「なっ」
目に飛び込んできた光景に
息が止まった涼介。
自分のベッドに横たわるあやか。
そのベッドに膝をつき
小さな体に覆い被さる弟。
重なっている顔。
まさか…
そんなっ
よみがえる記憶。
全身の血液が逆流する感覚。
不意に顔を上げた弟。
「やっぱあちーな。
体温計どこいったんだ?」
大きな左手がかきあげている前髪。
確かめるように額を撫でて離れた啓介。
「あっ兄貴!
あやかのおでこ
だいぶ熱いけど何度ある?
計ったか?」
「あ…あぁ。
さっき計った。」
「ん?兄貴も顔が赤いぞ!
熱あるんじゃねぇ?」
「大丈夫だ。
お前は横浜に行くんだろう。
時間は平気なのか?」
まだまだ落ち着かない胸。
弟に気付かれぬように吐き出したため息。
「時間は別に…
あやかは平気か?」
「夏風邪らしい。
熱が下がるまでは休ませた方がいい。
2~3日はうちで預かると伝えてくれ。」
「あ~政子さんにか。
分かった。」
立ち上がり歩き出す啓介。
「あっ兄貴!
しっかり看病してくれよ。
くれぐれもムリヤリ襲ったりしないように。」