涼介の怪我。
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「そんなにヒドイの?
涼介さんの手…」
『いや…兄貴は大した事ないって言ってた。
でもあの包帯だしな。』
「えー…もぉ!
今から行く!」
「えっ!?」
『えっ!?』
とんがった唇。
シンクロする声。
目を見開くワタル。
『今日って大事なパーティーじゃねぇの?』
「今からって!?
ダメでしょ!
レセプションこれからだよっ」
「涼介さんがケガしてるんだよ!
あたしのせいでっ」
必死な2人の声。
罪悪感に揺らぐ瞳。
飛び込んできた黒服。
抱き締められた細い体。
「あやか!
オヒサシブリデス!」
「なっ!?」
「えっ?はみとん!」
片言の日本語。
満面の笑み。
驚く2人。
「アイタカッタ!
アイシテマス!」
顔中に降らせるキス。
迷惑顔のあやか。
「はみとん!しつこいっ
わかったからっ」
「ちょっと!離れろっ!
やり過ぎ!!」
「Smells good!
It’s very aromatic!」
更に抱きつく男。
吸い込む甘い香り。
『なんだ!?どうしたっあやか!』
「外人に絡まれてるだけ!
こーら!はみとんっ!
離れなさいっ」
ぐいぐいと顎を押す小さな手。
それでもしがみつく蝶ネクタイ。
「あやかハヤクプロナル!
ズットマッテル!」
「もー分かったから!
D終わったらね!」
『大丈夫か!?
ワタルは何してんだ!』
「ホントしつっこいなーこの人…
1年ぶりだから分からないでもないけど…」
細い肩を掴む黒い手。
迷惑そうな薄茶の瞳。
大きくなる啓介の声。
苦笑する武王の主任。
「ポイントゲットスル!
あやかスグゲット!」
「分かったってば!」
『ポイント?』
「あ、社長。」
「げっ武田来たらめんどい!
もう行くねっ!」
素早く駆け出すピンヒール。
こちらへ向かってくるスーツ。
「えっ!?あやか!」
「NO!マッテ!」
「こらーっ逃げんなっあやか!!」
「うるせぇ!
涼介さんが心配なんだよっ!
すぐ行くから待ってて啓介っ」
『おっおう。』
戸惑い揺らぐ黒髪。
追いかけようとする男。
思わず大声で怒鳴った武田。
甘いフレーズに高鳴る啓介の胸。
シフォンを揺らして駆け抜ける女神。
主賓を忘れて女神を見つめる会場の人々。
「あやか!マッテー!!」
「くっそー!
逃げ足早いのは相変わらずか!!」
「あのドレスとピンヒールでよく走れるなぁ…」
置いていかれた蝶ネクタイ。
本気で悔しがる武王の社長。
早さに目を見張ったワタル。
「感心してねーでお前も止めろよ!」
「無理っすよ!
死にたくないです!」
「シャチョー!
あやかハヤクプロナル!
オカネナラダス!」
「あっあんたか…
金なら用意できてるよ!
スポンサーなんてよりどりみどりだ!」
「ははっ本人があれじゃ無理っすね。」
「笑い事じゃねーよ…
今日はあやか目当てのヤツばっかなのによぉ」
「あやか…ズットマッテル…」
「おいっ泣くなよー
ごめんなぁ…
あんたが一番楽しみにしてたのになー
また会わせてやっからさー」
「あやか…
アイタカッタ…アイシテマス…」
ポロポロこぼれる涙。
一生懸命に慰めるゴツい手。
笑いを噛み殺している武王の主任。
涼介さんの手…」
『いや…兄貴は大した事ないって言ってた。
でもあの包帯だしな。』
「えー…もぉ!
今から行く!」
「えっ!?」
『えっ!?』
とんがった唇。
シンクロする声。
目を見開くワタル。
『今日って大事なパーティーじゃねぇの?』
「今からって!?
ダメでしょ!
レセプションこれからだよっ」
「涼介さんがケガしてるんだよ!
あたしのせいでっ」
必死な2人の声。
罪悪感に揺らぐ瞳。
飛び込んできた黒服。
抱き締められた細い体。
「あやか!
オヒサシブリデス!」
「なっ!?」
「えっ?はみとん!」
片言の日本語。
満面の笑み。
驚く2人。
「アイタカッタ!
アイシテマス!」
顔中に降らせるキス。
迷惑顔のあやか。
「はみとん!しつこいっ
わかったからっ」
「ちょっと!離れろっ!
やり過ぎ!!」
「Smells good!
It’s very aromatic!」
更に抱きつく男。
吸い込む甘い香り。
『なんだ!?どうしたっあやか!』
「外人に絡まれてるだけ!
こーら!はみとんっ!
離れなさいっ」
ぐいぐいと顎を押す小さな手。
それでもしがみつく蝶ネクタイ。
「あやかハヤクプロナル!
ズットマッテル!」
「もー分かったから!
D終わったらね!」
『大丈夫か!?
ワタルは何してんだ!』
「ホントしつっこいなーこの人…
1年ぶりだから分からないでもないけど…」
細い肩を掴む黒い手。
迷惑そうな薄茶の瞳。
大きくなる啓介の声。
苦笑する武王の主任。
「ポイントゲットスル!
あやかスグゲット!」
「分かったってば!」
『ポイント?』
「あ、社長。」
「げっ武田来たらめんどい!
もう行くねっ!」
素早く駆け出すピンヒール。
こちらへ向かってくるスーツ。
「えっ!?あやか!」
「NO!マッテ!」
「こらーっ逃げんなっあやか!!」
「うるせぇ!
涼介さんが心配なんだよっ!
すぐ行くから待ってて啓介っ」
『おっおう。』
戸惑い揺らぐ黒髪。
追いかけようとする男。
思わず大声で怒鳴った武田。
甘いフレーズに高鳴る啓介の胸。
シフォンを揺らして駆け抜ける女神。
主賓を忘れて女神を見つめる会場の人々。
「あやか!マッテー!!」
「くっそー!
逃げ足早いのは相変わらずか!!」
「あのドレスとピンヒールでよく走れるなぁ…」
置いていかれた蝶ネクタイ。
本気で悔しがる武王の社長。
早さに目を見張ったワタル。
「感心してねーでお前も止めろよ!」
「無理っすよ!
死にたくないです!」
「シャチョー!
あやかハヤクプロナル!
オカネナラダス!」
「あっあんたか…
金なら用意できてるよ!
スポンサーなんてよりどりみどりだ!」
「ははっ本人があれじゃ無理っすね。」
「笑い事じゃねーよ…
今日はあやか目当てのヤツばっかなのによぉ」
「あやか…ズットマッテル…」
「おいっ泣くなよー
ごめんなぁ…
あんたが一番楽しみにしてたのになー
また会わせてやっからさー」
「あやか…
アイタカッタ…アイシテマス…」
ポロポロこぼれる涙。
一生懸命に慰めるゴツい手。
笑いを噛み殺している武王の主任。