涼介の気持ち。
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「ん?なんだ?」
不意に鳴り出した子機。
キーボードを打つ手を止めた涼介。
時間は深夜。
「はい。」
『板倉さんとおっしゃる方からお電話です。』
家政婦の声。
ワタル?
なんでこんな時間に家に?
「つないでくれ。」
『はい。』
電子音の後に聞こえた風の音。
「もしもし?涼介だ。」
『あっ涼介さんっ
すいません…
啓介…つながらないんで…』
異様なトーンに胸騒ぎを覚える涼介。
「どうした?こんな時間に…」
『あやかがっ』
泣いているらしいワタル。
背中を走る寒気。
「何があった?」
『救急車で…運ばれたんですっ』
どくんと揺れた心臓。
吹き出す汗。
「何があったんだ?」
『血をっ吐いて…倒れたって…』
「なっ吐血したのか!?」
急激に上昇する心拍数。
「意識は!?」
『まだ戻ってませんっ
でも…命に別状は無いって…』
しゃくりながら必死に話すワタル。
大きく吐き出すため息。
「そうか…命に別状ないか…」
『すぐ…来て下さいっ
ここに!』
「俺が行ってどうなるものでもない。」
また心と裏腹な言葉。
今にも駆け出したい衝動。
ぐっと奥歯を噛む涼介。
不意に鳴り出した子機。
キーボードを打つ手を止めた涼介。
時間は深夜。
「はい。」
『板倉さんとおっしゃる方からお電話です。』
家政婦の声。
ワタル?
なんでこんな時間に家に?
「つないでくれ。」
『はい。』
電子音の後に聞こえた風の音。
「もしもし?涼介だ。」
『あっ涼介さんっ
すいません…
啓介…つながらないんで…』
異様なトーンに胸騒ぎを覚える涼介。
「どうした?こんな時間に…」
『あやかがっ』
泣いているらしいワタル。
背中を走る寒気。
「何があった?」
『救急車で…運ばれたんですっ』
どくんと揺れた心臓。
吹き出す汗。
「何があったんだ?」
『血をっ吐いて…倒れたって…』
「なっ吐血したのか!?」
急激に上昇する心拍数。
「意識は!?」
『まだ戻ってませんっ
でも…命に別状は無いって…』
しゃくりながら必死に話すワタル。
大きく吐き出すため息。
「そうか…命に別状ないか…」
『すぐ…来て下さいっ
ここに!』
「俺が行ってどうなるものでもない。」
また心と裏腹な言葉。
今にも駆け出したい衝動。
ぐっと奥歯を噛む涼介。