消せない想い。
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「リュウたんに聞いてみれば?」
「そうだな。」
自分を見上げる薄茶の瞳。
ポケットから取り出す携帯。
「げっ圏外だぞ!」
「えー!うそ!?」
開けたクラッチバッグ。
画面の隅に圏外の文字。
揃って黙り込んだ2人。
「とりあえず~降りる?」
「そうだな。
下で電話すっか。」
それぞれにしまう携帯。
「気をつけろよ、足元。」
「暗くて見えないよ~」
「そうか…じゃあ」
がばりと動いた大きな影。
「やだっ何!?」
思わず目を瞑ったあやか。
ふわりと浮いた感覚。
「啓介っやだっ」
軽々と抱き上げられた体。
慌てて抵抗する女神。
「あやか、大人しくしろ。
また痛い思いさせたくねぇんだ。」
優しく囁いた啓介。
「でもっ
重いでしょ?」
また遠慮がちに呟いた甘い声。
「平気だよ。
楽勝だ。」
「きゃっ」
ずかずかと歩き出した足。
驚いて首にしがみつくあやか。
「ん?」
「なぁに?」
たどり着いたエレベーター。
見上げてから傾げた首。
「電気…ついてねぇぞ?」
「えっ?」
「あやか、ボタン押してみ。」
「うん…」
伸びた赤い指先。
押したボタン。
真っ暗な壁。
「これ…
電気つかないよっ」
「そうだな。」
自分を見上げる薄茶の瞳。
ポケットから取り出す携帯。
「げっ圏外だぞ!」
「えー!うそ!?」
開けたクラッチバッグ。
画面の隅に圏外の文字。
揃って黙り込んだ2人。
「とりあえず~降りる?」
「そうだな。
下で電話すっか。」
それぞれにしまう携帯。
「気をつけろよ、足元。」
「暗くて見えないよ~」
「そうか…じゃあ」
がばりと動いた大きな影。
「やだっ何!?」
思わず目を瞑ったあやか。
ふわりと浮いた感覚。
「啓介っやだっ」
軽々と抱き上げられた体。
慌てて抵抗する女神。
「あやか、大人しくしろ。
また痛い思いさせたくねぇんだ。」
優しく囁いた啓介。
「でもっ
重いでしょ?」
また遠慮がちに呟いた甘い声。
「平気だよ。
楽勝だ。」
「きゃっ」
ずかずかと歩き出した足。
驚いて首にしがみつくあやか。
「ん?」
「なぁに?」
たどり着いたエレベーター。
見上げてから傾げた首。
「電気…ついてねぇぞ?」
「えっ?」
「あやか、ボタン押してみ。」
「うん…」
伸びた赤い指先。
押したボタン。
真っ暗な壁。
「これ…
電気つかないよっ」