消せない想い。
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いつもより整えられた髪。
きりりと締めたネクタイ。
艶のあるシックなスーツ。
「ホストみたい…ねぇ?
ほめられてる気しねぇけど。」
小さく笑った啓介。
不意に絡みつく腕。
「カッコいいって言ってるんだから
素直に喜びなさいっ
行くぞ!」
明るく言った甘い声。
「分かったよ。
引っ張るなってー」
たくましい腕を引く細い手首。
言葉とは裏腹にゆるんだ顔。
小さく開いているドア。
2人を見る切れ長の瞳。
「あやか…やり過ぎじゃないのか?」
誰にともなく呟いた兄。
階段へと消えた2人。
「さて、俺も支度にかかるか…」
何かを押し殺すように吐いた息。
ゆっくりと静かに閉まったドア。
「げっ靴!
忘れてたっ」
苦々しい表情。
並んだスニーカー。
「ははっ大丈夫!
よしえちゃーんっ
くつ~!」
台所に向かって叫んだあやか。
「はいはい!
出してありますよ~」
さっと現れた家政婦。
白い箱から取り出す革靴。
「ぴかぴかだ!」
「はい。
磨いておきました。」
「すごーいっ
さすがよしえちゃん!
啓介っありがとは?」
「あ…サンキュ。」
ぱちぱちと拍手。
見上げる薄茶の瞳。
小さな声で言う啓介。
きりりと締めたネクタイ。
艶のあるシックなスーツ。
「ホストみたい…ねぇ?
ほめられてる気しねぇけど。」
小さく笑った啓介。
不意に絡みつく腕。
「カッコいいって言ってるんだから
素直に喜びなさいっ
行くぞ!」
明るく言った甘い声。
「分かったよ。
引っ張るなってー」
たくましい腕を引く細い手首。
言葉とは裏腹にゆるんだ顔。
小さく開いているドア。
2人を見る切れ長の瞳。
「あやか…やり過ぎじゃないのか?」
誰にともなく呟いた兄。
階段へと消えた2人。
「さて、俺も支度にかかるか…」
何かを押し殺すように吐いた息。
ゆっくりと静かに閉まったドア。
「げっ靴!
忘れてたっ」
苦々しい表情。
並んだスニーカー。
「ははっ大丈夫!
よしえちゃーんっ
くつ~!」
台所に向かって叫んだあやか。
「はいはい!
出してありますよ~」
さっと現れた家政婦。
白い箱から取り出す革靴。
「ぴかぴかだ!」
「はい。
磨いておきました。」
「すごーいっ
さすがよしえちゃん!
啓介っありがとは?」
「あ…サンキュ。」
ぱちぱちと拍手。
見上げる薄茶の瞳。
小さな声で言う啓介。