艶やかな赤。

鮮やかな青。

まぶしい黄色。

輝くゴールド。

派手なツートン。

きらきら光る紫。


「５人衆…勢ぞろいかよっ」
「すっげぇ！」
「来て良かったぜっ」
「つーかレッドウィンズ５人衆が揃ったのって
何年ぶりなんだろ？」
騒がしいナイトキッズメンバー。

「あやか…」
思わず呟いた名前。
降り立つ美しい人。

「おっまったっせ～っ」
にっこりと笑ったあやか。
一斉に漏れたため息。

「久しぶりだな、あやか。」
高鳴る胸を抑える中里。
ふわりと揺れた薄茶の髪。

「よぉ、お久しぶり。」
「ワタル…元気か？」
「おぅ。そっちは？」
「こっちも相変わらずだ。」
現れた長身の男。
ちらりと目をやる３４。

「毅っ元気か？」
「勝さん！お久しぶりですっ」
お辞儀をした中里。
タバコを取り出す柳田。

「お前があやかを呼び出したんだって？」
「えっ？
あ…はい。」
「走ろうってしつこいんだもんっ」
聞こえた甘い声。

「バトルするって約束しただろ！」
「もうＲじゃないもーん！」
「Ｒじゃなくたっていい！
俺はお前とバトルしたいんだっ」
思わず叫んだハスキーボイス。
とんがった薄紅色の唇。