初めての喧嘩。
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「伝えたい事だぁ!?
てめぇから聞きてぇことなんかねぇんだよっ」
「俺じゃないですっ
涼介さんの事ですっ」
「なんだとっ」
泣きそうなケンタ。
力を緩めたワタル。
「涼介さんとあやかがケンカしてるって…
別れそうだって聞いて
いてもたってもいられなくなって…」
「誰がそんなこと…」
「啓介さんが…
別れたんだから俺にもチャンスがあるんだとか言ってて…」
「あのバカ…」
小さく舌打ちした武王の主任。
ため息をついて離した襟首。
吹き出す汗を拭うケンタ。
「それで…
涼介さんはなんて言ってたんだ。」
「いや…俺が聞いたのはケンカする前で…
あんたと会った直後くらいに言われたんだ。」
「はぁ?
なんだそりゃ?
それが伝えたい事か?」
眉間にしわを寄せたワタル。
唇を噛んで頷いたケンタ。
「涼介さんは…
俺にこう言った。
『お前の事は許せない。
だが、お前との事がなければ
こうしてあやかと出会えなかったかも知れない。
相殺してチャラと言うわけにはいかないが
今まで通りに接するくらいの努力はする。』
って…」
ぽろりとこぼれた雫。
よみがえった罪悪感。
泣き出したケンタ。
てめぇから聞きてぇことなんかねぇんだよっ」
「俺じゃないですっ
涼介さんの事ですっ」
「なんだとっ」
泣きそうなケンタ。
力を緩めたワタル。
「涼介さんとあやかがケンカしてるって…
別れそうだって聞いて
いてもたってもいられなくなって…」
「誰がそんなこと…」
「啓介さんが…
別れたんだから俺にもチャンスがあるんだとか言ってて…」
「あのバカ…」
小さく舌打ちした武王の主任。
ため息をついて離した襟首。
吹き出す汗を拭うケンタ。
「それで…
涼介さんはなんて言ってたんだ。」
「いや…俺が聞いたのはケンカする前で…
あんたと会った直後くらいに言われたんだ。」
「はぁ?
なんだそりゃ?
それが伝えたい事か?」
眉間にしわを寄せたワタル。
唇を噛んで頷いたケンタ。
「涼介さんは…
俺にこう言った。
『お前の事は許せない。
だが、お前との事がなければ
こうしてあやかと出会えなかったかも知れない。
相殺してチャラと言うわけにはいかないが
今まで通りに接するくらいの努力はする。』
って…」
ぽろりとこぼれた雫。
よみがえった罪悪感。
泣き出したケンタ。