初めての喧嘩。
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睨み付けるような切れ長の瞳。
再び目をそらし俯く啓介。
タバコを取り出す手。
部屋を出ていく兄。
慌てて尋ねる弟。
「どっどーすんだよっ
このままでいいのか!?」
「これから武王に行く。」
振り返らずに言った声。
見開かれる野性的な瞳。
「これからっ?
さっき大学から戻ったんじゃねぇの?」
「このままで眠れると思うか?
あやかに会って話してくる。」
ちらりと弟を見た涼介。
すっかり忘れられたタバコ。
「心当たり…ねぇの?」
「あるわけないだろう。
俺は何もしていない。
大学が忙しいのはあやかだって分かっているはずだ。
それなのに…」
明らかに不機嫌な顔で黙り込む兄。
啓介が口を開こうとした瞬間
ドアの向こうへ消えた背中。
「おっかしいなー
あやか…今日
大学に行ったんじゃねぇのか?」
呟く独り言。
やっとつけた火。
大きく吐き出す紫煙。
「弟としては仲直りさせるべきなんだろうけど…
わりーな、兄貴。
俺も一応オトコだからよ。
まー別れたりしねぇだろうけど…」
ぼんやり吸うタバコ。
見上げる天井。
思い出す声。
「そーいやぁケンカは初めてか…
どうなるんだ?
あやかかなりキレてたしな…」
再び目をそらし俯く啓介。
タバコを取り出す手。
部屋を出ていく兄。
慌てて尋ねる弟。
「どっどーすんだよっ
このままでいいのか!?」
「これから武王に行く。」
振り返らずに言った声。
見開かれる野性的な瞳。
「これからっ?
さっき大学から戻ったんじゃねぇの?」
「このままで眠れると思うか?
あやかに会って話してくる。」
ちらりと弟を見た涼介。
すっかり忘れられたタバコ。
「心当たり…ねぇの?」
「あるわけないだろう。
俺は何もしていない。
大学が忙しいのはあやかだって分かっているはずだ。
それなのに…」
明らかに不機嫌な顔で黙り込む兄。
啓介が口を開こうとした瞬間
ドアの向こうへ消えた背中。
「おっかしいなー
あやか…今日
大学に行ったんじゃねぇのか?」
呟く独り言。
やっとつけた火。
大きく吐き出す紫煙。
「弟としては仲直りさせるべきなんだろうけど…
わりーな、兄貴。
俺も一応オトコだからよ。
まー別れたりしねぇだろうけど…」
ぼんやり吸うタバコ。
見上げる天井。
思い出す声。
「そーいやぁケンカは初めてか…
どうなるんだ?
あやかかなりキレてたしな…」