「あっごめん好ちゃんっ
いま出るっ」
「バカ！
パンツ見えるぞっ」
動いた足を押さえる大きな手。
びくっと反応するあやか。
ハッとして手を引く拓海。

「ごめん…」
「俺が先に出るから…
気を付けろよ。」
「うん…」
不機嫌そうに２人を見ているゴッドフット。
拓海に手を借りて降り立つ女神。

「あやかちゃん大丈夫？」
「一応、脈を拝見。」
「あっ俊ちゃんはお医者さんだったね。」
差し出す細い手首。
優しく頷きながら目をやる腕時計。

「ちょっと心拍数が高いのは
そこの彼のせいだね。」
ちらりと拓海を見ながら笑って言う城島。
赤くなって俯くあやか。

「おや…また早くなった。
素直な心臓だね。」
「もうやめてよぅ！
いじわるっ」
手をふりほどく女神。
自然に取り出すタバコ。
また火を差し出す星野。

「えーっと…
それでどーしよっか？」
「どうする？
あやかちゃんの好きにしていいよ。」
「うん！そうだな。
あやかちゃんはどうしたい？」
「え～あたし？」
ゴッドフットとゴッドアームに囲まれた女神。
迫力に圧倒される史浩。
じっとあやかを見つめる拓海。