「フーミン呼んで換えてもらおうか？」
「いや…それは啓介に任せよう。」
冷静に語る涼介。


啓介…

熱くなり過ぎたか？


まぁ女神が前にいたら

タイヤなんか気にしてられないか…


「足まわりも大切な要素だからな。」
呟く冷たい声。
はっとなるあやか。
目の前の真剣な顔。
ギラギラした切れ長の瞳。


わぁ…

やっぱり

かっこいいなぁ。

涼介さん…


頬を赤く染めて自分を見つめるあやか。
気付いて微笑む涼介。

「あやかと…
俺だったらどっちが早いかな？」
「え？」
考え込む女神。


今の３２なら勝てる？

いや…無理？

負けない自信はあるけど…