それぞれの気持ち。
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「あやか…」
ゆっくりと振り返る切れ長の瞳。
両手で顔を覆って嗚咽するあやか。
なんで…泣くの?
分からない。
君は…
そっとあやかに近づく涼介。
「あやか?
どうして…泣いてるの?」
かがんでのぞき込む顔。
ただただ首を振るあやか。
どういうことだ?
啓介は告白しなかったのか?
いや…しないわけない。
じゃあなぜ…
どろどろの心。
自然と伸びた手。
優しく撫でる薄茶の髪。
襲い来る甘い香り。
「あやか…なんで?」
「あたしは…
言えない…の…」
また小さく首を振るあやか。