それぞれの気持ち。
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「あぁ…入って」
冷えた手。
治まらない動悸。
あまりに素直な自分の体。
涼介はまた苦笑いをした。
ゆっくりと開いたドア。
そこに立つ愛しい人。
息苦しさを覚える涼介。
「涼介さん…」
少し困ったような切ない顔。
あ…
そうか。啓介と…
確信に変わった絶望。
全身が凍るような感覚。
「あたし…」
いつもと様子の違う涼介に戸惑うあやか。
刺すような冷たい瞳。
きつく結ばれた唇。
俯きながら閉めるドア。
「あやか…ごめんね。」
不意に出た謝罪の言葉。
きょとんとするあやか。
左頬の赤い線。