それぞれの気持ち。
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何を分かれって言うんだよ…
嫌いなら嫌いって言えばいいじゃねぇか。
嫌いじゃねぇったって好きでもねぇんだろ。
「はぁ…」
啓介の大きなため息。
涙目で俯くあやか。
さらに気まずくなる空気。
ほどなくしてFDは
自らの定位置に沈黙。
あやかにとっては久しぶりの高橋家。
見慣れた青。
その奥に並ぶ白。
「涼介さんいるんだ…」
FDを下りたあやかの第一声。
その時
啓介の中で
何かがはじけた。
「兄貴は部屋だ。
ごゆっくり!」
荒々しく閉めるFDのドア。
あやかの言葉も聞かずに向かう玄関。