追いかける黄色いウィング。
あふれ出るようなオーラ。


やっぱり…

女神は違うな。


心臓を鷲掴みにされたみたいだ。


普通の奴なら

このプレッシャーだけで動けなくなる。


二年たっても…

君はちっとも変わってない。


迫るコーナー。
光らないブレーキランプ。


まだ？


っ！そこで踏むのか！


俺の理論では曲がりきれない。

無理だっあやか！


少し膨らみながらもコーナーに消える黄色。
後に続くＦＣ。

「うぉぉっ早い！」
「すっげぇ！」
「なんちゅー突っ込みだよっ」
また大喜びのギャラリー。

「女神…か。」
小さく呟く涼介。