車中。【涼介編】
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「いいって…」
困ったように笑う涼介。
あやかはシフトレバーに乗せられた左手に自分の右手を重ねた。
「あやか?」
「ごめんなさい。
涼介さんだけ…悪者みたくなっちゃって。」
「いいんだよ。もう。」
温かくて細い指。
伝わるぬくもりが体の芯に火をつける。
二度と会えないと思ってた。
二度と触れられないと覚悟してた。
あやか…
俺は…こうして君と再会できただけで嬉しいんだよ。
ずっと ずっと
会いたかったんだ。
「もう行かなきゃだね。」
「かばん持った?」
「うん。」
FCから降りた2人。