口をとがらせて涼介を見るあやか。
横目でちらりとあやかを見る涼介。
微笑み合う二人。

「変わらないね。
涼介さん…」
「あやかこそ…」
「変わってない？あたし…」
「いや…大人っぽくなったよ。」
エンジンを切られて静まるＦＣ。

あやか…
キレイになった。

「でもホントにあたしがちゃんと言うよ。
みんなに。」
「いいよ。今更だし…」
「だってワタルなんてまだ気にしてるよ？
涼介さんの車に乗るなって言ってたし…」
「ワタルか…久しぶりだな。」
「ワタルが何か変なこと言ったらあたしが怒るから！」