「男の人と女の人がやることなんでしょ？
涼介さんはあたしが好きで
あたしも涼介さんを好きなのに…
あたしが…まだ子供だから？」
目の前に潤んだ瞳。

涼介はそっとあやかの髪をかきあげた。

ふわりと香る甘い匂い。

「じゃあ…Ａだけするよ。
いい？」
甘い声で囁いた涼介。

「えっ？うんっ」
嬉しそうに頷くあやか。

「目…閉じてね。」
「うん…」
高鳴る胸。
そっと閉じた瞳。


涼介はゆっくりと

あやかの唇に自分のそれを重ねた。


熱くやわらかい感触。

あやかの下唇を軽く吸い上げながら
顔を離した涼介。

まだきつく目を閉じているあやか。