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スネハリ短編
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︎ 夜の見回りから戻ってみれば、自室の扉の真下に小さな黒猫がキィキィと爪を立てていた。
「……ポッター、お前だな」
︎ 黒い獣毛に埋め込まれた一対の翡翠を見つめながら、私はその塊をつまみ上げる。対してポッターは抵抗する様子もなく、私の助けを求めるかのようにミャアとひと鳴きした。……なるほど。喉頭の機能も変わってしまったか。お巫山戯にしてはよくできている。
︎ 会話の成立が叶わないことを悟った私は、しおらしく腕に収まっているポッターと共に私室の中へ入る。そして書類が散乱している文机にポッターを下ろし、変身術に関わる書籍をアクシオで取り寄せた。
その間も、黒猫は大人しく私を見つめている。まるで借りてきた猫だ。いつもの傲慢さが伺えないのを見るに、今回の事件についてはしっかり反省しているということだろう。つまり巻き込まれたトラブルというわけではなく、自業自得の産物。
「お前は本当に手が焼けるな」
︎ 爛々と輝くジェイドの瞳を真っ直ぐに見つめ返してやれば、ポッターは気まずそうに喉を鳴らした。
「……ポッター、お前だな」
︎ 黒い獣毛に埋め込まれた一対の翡翠を見つめながら、私はその塊をつまみ上げる。対してポッターは抵抗する様子もなく、私の助けを求めるかのようにミャアとひと鳴きした。……なるほど。喉頭の機能も変わってしまったか。お巫山戯にしてはよくできている。
︎ 会話の成立が叶わないことを悟った私は、しおらしく腕に収まっているポッターと共に私室の中へ入る。そして書類が散乱している文机にポッターを下ろし、変身術に関わる書籍をアクシオで取り寄せた。
その間も、黒猫は大人しく私を見つめている。まるで借りてきた猫だ。いつもの傲慢さが伺えないのを見るに、今回の事件についてはしっかり反省しているということだろう。つまり巻き込まれたトラブルというわけではなく、自業自得の産物。
「お前は本当に手が焼けるな」
︎ 爛々と輝くジェイドの瞳を真っ直ぐに見つめ返してやれば、ポッターは気まずそうに喉を鳴らした。
