Dream
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学校で行なった視力検査で、視力低下と診断された。その為私は眼鏡を作る事になり、今日はそれを初めて掛ける日である。
1時間目の授業が始まり、少し緊張しながら眼鏡を装着。
黒板の横に貼られたプリントの文字まではっきりと見える事に感動していると、隣から私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「わ、二郎くん」
「なんだよ、そんなびっくりしなくても良いだろ」
呼ばれた方を見ると、二郎くんの格好良い顔がくっきりと視界に映って驚いてしまった。
「黒椿って、眼鏡なんかしてたっけ?」
「今日初めて掛けたの。全部が綺麗に見えてびっくりしてる所」
「ふーん…」
頬杖をついてこちらを見る二郎くんに、私は聞いてみる。
「どうかな、似合ってる?変じゃない?」
「まぁ…変ではないんじゃね?……むしろ、可愛いっつーか」
「ん?」
最後の方が聞こえなくて聞き返すと、二郎くんは素っ気無く顔を背けた。
「似合ってる、っつったんだよ」
「本当?ありがとう、二郎くん」
照れ笑いを返していると、彼はちらと私の方を見やる。
「俺も伊達眼鏡とか掛けてみっかな…」
「良いね、頭良く見えるかもよ」
こんな事を言うと二郎くん怒るかな、なんて思っていると、彼は頬を赤くして口を開いた。
「良かったら放課後さ、早速俺の伊達眼鏡探すの付き合ってくんね?」
「うん、私が二郎くんに似合うやつ見繕ってあげる」
そんな会話をしていると、先生に私語を注意されてしまった。私と二郎くんは、顔を見合わせて小さく笑う。
その後、彼にはどんな眼鏡が似合うだろうかと、私は授業も聞かずに妄想するのだった。
─ END ─
【あとがき】
全然新年と関係無い話で申し訳無いです。
おそろい、可愛いね。
こちらもどうぞ。
▶彼に眼鏡姿を可愛いと言われる話─WISDOM
2025/01/01
1時間目の授業が始まり、少し緊張しながら眼鏡を装着。
黒板の横に貼られたプリントの文字まではっきりと見える事に感動していると、隣から私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「わ、二郎くん」
「なんだよ、そんなびっくりしなくても良いだろ」
呼ばれた方を見ると、二郎くんの格好良い顔がくっきりと視界に映って驚いてしまった。
「黒椿って、眼鏡なんかしてたっけ?」
「今日初めて掛けたの。全部が綺麗に見えてびっくりしてる所」
「ふーん…」
頬杖をついてこちらを見る二郎くんに、私は聞いてみる。
「どうかな、似合ってる?変じゃない?」
「まぁ…変ではないんじゃね?……むしろ、可愛いっつーか」
「ん?」
最後の方が聞こえなくて聞き返すと、二郎くんは素っ気無く顔を背けた。
「似合ってる、っつったんだよ」
「本当?ありがとう、二郎くん」
照れ笑いを返していると、彼はちらと私の方を見やる。
「俺も伊達眼鏡とか掛けてみっかな…」
「良いね、頭良く見えるかもよ」
こんな事を言うと二郎くん怒るかな、なんて思っていると、彼は頬を赤くして口を開いた。
「良かったら放課後さ、早速俺の伊達眼鏡探すの付き合ってくんね?」
「うん、私が二郎くんに似合うやつ見繕ってあげる」
そんな会話をしていると、先生に私語を注意されてしまった。私と二郎くんは、顔を見合わせて小さく笑う。
その後、彼にはどんな眼鏡が似合うだろうかと、私は授業も聞かずに妄想するのだった。
─ END ─
【あとがき】
全然新年と関係無い話で申し訳無いです。
おそろい、可愛いね。
こちらもどうぞ。
▶彼に眼鏡姿を可愛いと言われる話─WISDOM
2025/01/01
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