南雲先輩ってどんな人ですか?
【リズリンの有望】
おまたせ〜! ごめんな、遅くなっちゃって。思ったより前の打ち合わせが長引いちゃってさ……ほんと、こういう日に限ってだよ。気にしてないって言われても待たせちゃったのは事実だからな〜……お詫びに何か奢らせてよ。幸い、ここなら自販機が沢山あるからさ。
鉄虎は最初怖いやつだと思ってたな〜。髪にはメッシュ入ってたし、名前もなんて読むのかわからなかったし……実際話してみたら全然そんなことないんだけどな。よく勉強ができない〜って俺と創に泣きついて来てたよ。テスト前は勉強会を開いたりもしてたな。創が『友也くん以外のお友達の家に行くのは初めてです』ってはしゃいでたっけ。
2年になってからは同じ新米リーダー同士ってことで色々教え合ったりしてたな。たまにスタプロや部長会議での北斗先輩の様子とか聞いたりしながらさ。勿論こっちは代わりに鬼龍先輩の話をしたりしてたからな? でも……1回事務所入れ替わってみたら楽しそう〜みたいな話をしてたらそれをたまたま聞いた高峯と創が変に誤解して……あの時は大騒ぎだったよ。俺はに〜ちゃんに泣かれるし、鉄虎は鉄虎で守沢先輩に考え直してくれとか必死に説得されてたし。――まあ、冗談もほどほどにしとかないとなって後で2人で反省したよ。
鉄虎はさ、夢ノ咲学院で初めでできた創以外の友達で――親友だって思ってる。こんなこと言ったら失礼かもしれないけどさ……似てると思うんだ、俺とあいつって。特別にキラキラしたものなんて何も持ってなくて、だから何かを掴んで自分のものにしようと必死になって――――頑張ったからアイドルとしてステージに立ててるんだ。俺も鉄虎も今では自慢できるところが一杯あるって思ってる。……いつかそんな話もできたらいいな。ちょっと照れくさいけどさ。
■ ■ ■
【リズリンの両立者】
お疲れ様。ごめんな〜、わざわざ大学の近くまで来てもらって。新鮮でいい? それならいいんだけどさ。……ふふ、ここのカフェいい雰囲気だろ〜? おれのお気に入り! おれのことアイドルとして見てくるお客さんが来ないから落ち着くんだ。大学の課題とかはよくここでしてたりするな〜。
鉄虎ちんは紅郎ちんが可愛がってる子ってイメージが強いかな。学生の頃とか鉄虎ちんのために毎日お弁当作ってたみたいだし。お弁当箱返してもらってた時、とっても嬉しそうな顔をしてたから多分あれって紅郎ちんのためでもあったんだろうな。後は……友ちんたちとも仲良しだよな。おれの学年は癖の強いやつらが多かったから、後輩たちの学年は凄く平和に見えるよ……。ESができてから学校に通うのも大変だろうけど、できるだけ学生生活を謳歌してほしいよな。
おれ自身は何かないのか? う〜ん……あ! 先月一緒に仕事をしたよ。子ども向け番組だから、『流星隊』と『Ra*bits』から1人ずつ〜ってことで鉄虎ちんとおれたちが選ばれたんだ。子どもたちと色々なことに挑戦しよう! って番組だったんだけど、おれはあんまり子どもの扱いとかに慣れてなかったから鉄虎ちんがいてくれてよかったよ。周りに気付かれないようにさり気なく助けてくれたり、元気いっぱいな子たちは鉄虎ちんの方に行くように誘導してくれたり――細かい気遣いができるところは紅郎ちんと同じだなぁって思ったよ。
鉄虎ちんはとても頑張ってる子だよな。どんな壁があっても挫けずに前を向いて走り続けてる。……おれにはそんな強さがずっとなくて、色々あるまでは全部流されるままだったから凄いなって思う。こんな世界で自分を貫くのは大変だろうけど……鉄虎ちんなら大丈夫だって信じてる。月並みなことしか言えないけど、応援してるぞっ!
■ ■ ■
【リズリンの寵児】
ダッシュダッシュ〜! あれ、ね〜ちゃんの後輩? ……そうだ! お仕事するためにここまで走って来たんだぜ! ふふん、ESビルの中では走ったら怒られるけど……ここなら外だから大丈夫! オレってば頭良いぜ!
鉄ちゃんは〜、友ちゃんと創ちゃんの友達だぜ! あ、勿論オレだって友達だけど! 特に3人で仲良しって感じ! でもオレだって星奏館に来てからは朝一緒にランニングしたりしてるぜ! 鉄ちゃんも結構足が速いから、オレも負けないようにもっともっと速く走るんだぜ! でもあんまり夢中になると、登校時間ギリギリになって友ちゃんに怒られるから注意しなくちゃなんだぜ……。
後は〜……そうそう、一緒に山登りしたぜ! ううん、お仕事の日じゃなくてオフの日に! 元々一彩ちゃんが『都会の山に行ってみたい』って言い出したのが切欠なんだけど……都会に山なんてないから結局1番近くの山に行ったんだぜ。一彩ちゃんは山を坂みたいに登っちゃうから、鉄ちゃんとオレは追い駆けるのが大変だったけどとっても楽しかったんだぜ! 頂上の景色も綺麗だったし、今度は『Ra*bits』の4人で行きたいんだぜ〜!
オレは難しいことはよくわからないけど……『流星隊』に色々あったことは知ってるんだぜ。同じ部屋の翠ちゃんも、去年の9月頃ずっと憂鬱そうだったし……。でもオレ馬鹿だから何て声掛けたらいいかわかんなかった。そうしてる内に【コメットショウ】があって、『流星隊N』が解散しちゃったんだぜ。もし『Ra*bits』が解散したらって思ったら――鉄ちゃん多分辛かったと思うのに、次の日になったら鉄ちゃんいつも通り学校に来てたんだぜ。笑顔の鉄ちゃんを見た時……オレ凄いなって思った。オレだったら泣いたり喚いたりしてきっと友ちゃんたちに迷惑かけてたんだぜ。だから――そんな強い鉄ちゃんをオレはソンケーしてる! これからも一緒に頑張っていきたいんだぜ!
■ ■ ■
【リズリンの安らぎ】
こんにちは。学校の後なのにお疲れ様です。それは僕も一緒? ……ふふ、確かにそうですね。とりあえず紅茶でも飲んで一息吐きましょう? 後輩が来るって聞いて、ぼくとっておきのものを用意してたんです。あ、お茶菓子もありますよ!
鉄虎くんは幼馴染の友也くん以外で初めてできた夢ノ咲学院でのお友達です。……正直、最初はちょっぴり怖い人だと思ってました。でも――授業のレッスンで転んじゃったぼくに手を差し伸べてくれたんです。ランニングで1人遅れていたら気にかけてくれたんです。だから……直ぐに良い人だってわかりました。気付けば友也くんと3人でクラスでよく話すようになってましたね。ぼくと友也くんが喧嘩してしまった時に友也くんから相談されたりもしていたみたいで……色々な意味で恩を返しきれません。――でも鉄虎くんなら恩ってほどのものじゃない! って言うんでしょうけど。
あと鉄虎くんってとても努力家なんです。『黒い炎は努力の証』が名乗り口上ですけど本当にその通りで。勉強とか苦手なことでもぼくたちの力を借りてなんとか理解しようとするし、失敗しても他人のせいにはせず自分の力不足だって考える人なんです。……そういうところが心配になっちゃう時もありますけど、ぼくは鉄虎くんのそんなところに憧れてるんです。今はそうでもないですけど、ぼくは直ぐ鈍臭いことを理由に逃げちゃいそうになるから……そんな時に鉄虎くんを思い出すんです。そうすると不思議と立ち向かう元気が湧いてくるんです。……ふふ、本当にヒーローみたいですよね。
アイドルとして、ヒーローとして、部長として、先輩として……鉄虎くんはいつも色んな人を助けています。ぼくも助けられた内の1人です。そのお礼として――鉄虎くんが困ってる時はぼくが助けたくなるんです。多分それは他の人も同じで。……だからこそ鉄虎くんはいつも沢山の人に囲まれてるんだってぼくは思ってます。
おまたせ〜! ごめんな、遅くなっちゃって。思ったより前の打ち合わせが長引いちゃってさ……ほんと、こういう日に限ってだよ。気にしてないって言われても待たせちゃったのは事実だからな〜……お詫びに何か奢らせてよ。幸い、ここなら自販機が沢山あるからさ。
鉄虎は最初怖いやつだと思ってたな〜。髪にはメッシュ入ってたし、名前もなんて読むのかわからなかったし……実際話してみたら全然そんなことないんだけどな。よく勉強ができない〜って俺と創に泣きついて来てたよ。テスト前は勉強会を開いたりもしてたな。創が『友也くん以外のお友達の家に行くのは初めてです』ってはしゃいでたっけ。
2年になってからは同じ新米リーダー同士ってことで色々教え合ったりしてたな。たまにスタプロや部長会議での北斗先輩の様子とか聞いたりしながらさ。勿論こっちは代わりに鬼龍先輩の話をしたりしてたからな? でも……1回事務所入れ替わってみたら楽しそう〜みたいな話をしてたらそれをたまたま聞いた高峯と創が変に誤解して……あの時は大騒ぎだったよ。俺はに〜ちゃんに泣かれるし、鉄虎は鉄虎で守沢先輩に考え直してくれとか必死に説得されてたし。――まあ、冗談もほどほどにしとかないとなって後で2人で反省したよ。
鉄虎はさ、夢ノ咲学院で初めでできた創以外の友達で――親友だって思ってる。こんなこと言ったら失礼かもしれないけどさ……似てると思うんだ、俺とあいつって。特別にキラキラしたものなんて何も持ってなくて、だから何かを掴んで自分のものにしようと必死になって――――頑張ったからアイドルとしてステージに立ててるんだ。俺も鉄虎も今では自慢できるところが一杯あるって思ってる。……いつかそんな話もできたらいいな。ちょっと照れくさいけどさ。
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【リズリンの両立者】
お疲れ様。ごめんな〜、わざわざ大学の近くまで来てもらって。新鮮でいい? それならいいんだけどさ。……ふふ、ここのカフェいい雰囲気だろ〜? おれのお気に入り! おれのことアイドルとして見てくるお客さんが来ないから落ち着くんだ。大学の課題とかはよくここでしてたりするな〜。
鉄虎ちんは紅郎ちんが可愛がってる子ってイメージが強いかな。学生の頃とか鉄虎ちんのために毎日お弁当作ってたみたいだし。お弁当箱返してもらってた時、とっても嬉しそうな顔をしてたから多分あれって紅郎ちんのためでもあったんだろうな。後は……友ちんたちとも仲良しだよな。おれの学年は癖の強いやつらが多かったから、後輩たちの学年は凄く平和に見えるよ……。ESができてから学校に通うのも大変だろうけど、できるだけ学生生活を謳歌してほしいよな。
おれ自身は何かないのか? う〜ん……あ! 先月一緒に仕事をしたよ。子ども向け番組だから、『流星隊』と『Ra*bits』から1人ずつ〜ってことで鉄虎ちんとおれたちが選ばれたんだ。子どもたちと色々なことに挑戦しよう! って番組だったんだけど、おれはあんまり子どもの扱いとかに慣れてなかったから鉄虎ちんがいてくれてよかったよ。周りに気付かれないようにさり気なく助けてくれたり、元気いっぱいな子たちは鉄虎ちんの方に行くように誘導してくれたり――細かい気遣いができるところは紅郎ちんと同じだなぁって思ったよ。
鉄虎ちんはとても頑張ってる子だよな。どんな壁があっても挫けずに前を向いて走り続けてる。……おれにはそんな強さがずっとなくて、色々あるまでは全部流されるままだったから凄いなって思う。こんな世界で自分を貫くのは大変だろうけど……鉄虎ちんなら大丈夫だって信じてる。月並みなことしか言えないけど、応援してるぞっ!
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【リズリンの寵児】
ダッシュダッシュ〜! あれ、ね〜ちゃんの後輩? ……そうだ! お仕事するためにここまで走って来たんだぜ! ふふん、ESビルの中では走ったら怒られるけど……ここなら外だから大丈夫! オレってば頭良いぜ!
鉄ちゃんは〜、友ちゃんと創ちゃんの友達だぜ! あ、勿論オレだって友達だけど! 特に3人で仲良しって感じ! でもオレだって星奏館に来てからは朝一緒にランニングしたりしてるぜ! 鉄ちゃんも結構足が速いから、オレも負けないようにもっともっと速く走るんだぜ! でもあんまり夢中になると、登校時間ギリギリになって友ちゃんに怒られるから注意しなくちゃなんだぜ……。
後は〜……そうそう、一緒に山登りしたぜ! ううん、お仕事の日じゃなくてオフの日に! 元々一彩ちゃんが『都会の山に行ってみたい』って言い出したのが切欠なんだけど……都会に山なんてないから結局1番近くの山に行ったんだぜ。一彩ちゃんは山を坂みたいに登っちゃうから、鉄ちゃんとオレは追い駆けるのが大変だったけどとっても楽しかったんだぜ! 頂上の景色も綺麗だったし、今度は『Ra*bits』の4人で行きたいんだぜ〜!
オレは難しいことはよくわからないけど……『流星隊』に色々あったことは知ってるんだぜ。同じ部屋の翠ちゃんも、去年の9月頃ずっと憂鬱そうだったし……。でもオレ馬鹿だから何て声掛けたらいいかわかんなかった。そうしてる内に【コメットショウ】があって、『流星隊N』が解散しちゃったんだぜ。もし『Ra*bits』が解散したらって思ったら――鉄ちゃん多分辛かったと思うのに、次の日になったら鉄ちゃんいつも通り学校に来てたんだぜ。笑顔の鉄ちゃんを見た時……オレ凄いなって思った。オレだったら泣いたり喚いたりしてきっと友ちゃんたちに迷惑かけてたんだぜ。だから――そんな強い鉄ちゃんをオレはソンケーしてる! これからも一緒に頑張っていきたいんだぜ!
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【リズリンの安らぎ】
こんにちは。学校の後なのにお疲れ様です。それは僕も一緒? ……ふふ、確かにそうですね。とりあえず紅茶でも飲んで一息吐きましょう? 後輩が来るって聞いて、ぼくとっておきのものを用意してたんです。あ、お茶菓子もありますよ!
鉄虎くんは幼馴染の友也くん以外で初めてできた夢ノ咲学院でのお友達です。……正直、最初はちょっぴり怖い人だと思ってました。でも――授業のレッスンで転んじゃったぼくに手を差し伸べてくれたんです。ランニングで1人遅れていたら気にかけてくれたんです。だから……直ぐに良い人だってわかりました。気付けば友也くんと3人でクラスでよく話すようになってましたね。ぼくと友也くんが喧嘩してしまった時に友也くんから相談されたりもしていたみたいで……色々な意味で恩を返しきれません。――でも鉄虎くんなら恩ってほどのものじゃない! って言うんでしょうけど。
あと鉄虎くんってとても努力家なんです。『黒い炎は努力の証』が名乗り口上ですけど本当にその通りで。勉強とか苦手なことでもぼくたちの力を借りてなんとか理解しようとするし、失敗しても他人のせいにはせず自分の力不足だって考える人なんです。……そういうところが心配になっちゃう時もありますけど、ぼくは鉄虎くんのそんなところに憧れてるんです。今はそうでもないですけど、ぼくは直ぐ鈍臭いことを理由に逃げちゃいそうになるから……そんな時に鉄虎くんを思い出すんです。そうすると不思議と立ち向かう元気が湧いてくるんです。……ふふ、本当にヒーローみたいですよね。
アイドルとして、ヒーローとして、部長として、先輩として……鉄虎くんはいつも色んな人を助けています。ぼくも助けられた内の1人です。そのお礼として――鉄虎くんが困ってる時はぼくが助けたくなるんです。多分それは他の人も同じで。……だからこそ鉄虎くんはいつも沢山の人に囲まれてるんだってぼくは思ってます。