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南雲先輩ってどんな人ですか?

【すたぷろのいやし】


 こんにちは〜、そして『あおうみすいぞくかん』にようこそ……♪ ふふ、よるのすいぞくかんも『すてき』でしょう? あなたにはいつも『こどもたち』がおせわになってるみたいなので『とくべつ』です。ああ、もちろん『おむかえ』もよういしてますからしんぱいしないでくださいね〜? せっかくですしおさかなさんたちをながめながらおはなししましょうか。
 てとらは、『つよく』て『やさしい』こです。あかおにさんと……くちにはださないけどちあきのことを『そんけい』していて。いちねんせいのころはふたりにおいつくために『ひっし』でがんばっていました。そしてちあきから『あか』をひきついだんですけど……これいじょうはあえていう『ひつよう』はないですね〜? ぼくもそれにかんしてはちょっと『はんせい』しています。『りゅうせいたい』の『ほうしん』はちあきとてとらにまかせきりになっていましたから……きっとああいうふうになるまえに、ぼくらはもっともっと『はなしあう』べきだったんだと思います。
 さいしょは『きみょう』ないきものでもみるようにぼくをみていましたけど……いつからか『ぷかぷか』するぼくにはなしかけてくれるようになりましたね。ふゆに『みずあび』していたらちあきみたいにおこってきたり、ぎゃくにぼくがひからびそうになっていたらおみずをわけてくれたこともありました。いちどぼくのきもちをわかりたいといって、『ふんすい』にはいってふたりそろってしかられたときもありましたね。――あんなにぼくのことをこわがっていたのに、ちょっとずつこちらにあるいてきてくれて……ぼくはそれがとってもうれしかったんですよ〜?
 てとら。うみのようにひろい『こころ』をもっているぼくのかわいい『こども』。でも『せんさい』なところもあって……いたくても『がまん』しちゃうからしんぱいです。『えすえす』をつうじて『りゅうせいたい』はまたひとつ『せいちょう』できたはずだからどうにかなるってしんじてますけど……。たとえてとらが『ぶらっく』でも『れっど』になったとしても、てとらはてとらでずっと『いいこ』ってこと、ぼくはしってますからね。これからもあなたの『せいちょう』をうみのようにみまもらせてください……♪


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【スタプロの花形】


 お疲れ様……。久しぶり、だよね。元気にしてた? ……はあ、駄目だ。割とよく会ってた後輩なのに気の利いた言葉が1つも思い浮かばない……。きっと忍くんとなら俺よりも話が弾むんだろうね……。――俺だからこそ知ってる鉄虎くんの姿がある? いや、そうかもしれないけど今したかったのは仕事の話じゃなくて…………まあ、いいや。これ以上別の話をしても鬱だとしか言えなさそうだし始めようか。
 鉄虎くんとは1年から同じクラスで。結局3年間同じクラスだったな。傍から見たら腐れ縁……ってやつになるのかな? 1年の頃の俺なんてやる気なんか全くなくて――正直アイドルを目指すみんなのことを意味がわからない生き物だと思ってた。でもそんな中でも鉄虎くんとは割と直ぐに仲良くなれたんだ。出席番号の関係で席が近かったのもあるんだけど――俺が落としたゆるキャラグッズを拾ってくれたことがあって、てっきり馬鹿にされると思ったら……逆に色々聞いてくれたんだ。だからその時から鉄虎くんは良い人だなって思ってる。……改めてこんなこと言うとなんか恥ずかしいな。
 何時だって我儘な俺に付き合ってくれたよね。もっと自分の我儘だって言ったっていいのにさ。変なところで遠慮するの……ちょっとあの人に似てて苛々する。俺たち同い年じゃなかったのとか、話せないほど俺って信用ないのかなとか……色々考えちゃうよね。なんか鉄虎くんは事ある毎に俺は守沢先輩のことが好き〜みたいに言うけどさ……正直、その、『流星隊』のみんなは同じくらい好きで、大切だよ。だから鉄虎くんだけ気にかけてないとかそんなこと全然ないからね。――はあ、こんなこと本人の前じゃ絶対言えない……恥ずかし過ぎて死ぬ……。
 鉄虎くん、俺はね――鉄虎くんみたいな親友にはこれから先一生会うことはないなって思ってるんだよ。俺が間違ってる時、自分が非難されるのを覚悟してでも怒ってくれてありがとう。やる気のない時もずっと元気づけてくれてありがとう。きっと鉄虎くんがいなかったら……俺はちゃんとしたアイドルになれなかった。だから――鉄虎くんにしてもらったこと、ちょっとずつ返したいなって思ってる。『死ぬまで一緒』って言ったんだから――これからもずっと友達でいてよね?


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【スタプロの隠密】


 お疲れ様でござる! しばらく後輩たちの活動には顔を出せていなかったでござるが……元気そうでなによりでござる! 勿論拙者も元気だったでござるよ〜? というか、『流星隊』は基本的に元気が有り余ってる御仁の集いであるからして。きっと今日もお仕事で忙しく駆け回ってるところでござるよ!
 鉄虎くんと拙者が本当に仲良くになるまで……実は結構時間がかかったんでござるよ。拙者は鉄虎くんと翠くんとは違うクラスだった故――名前で呼び合うようになったのも返礼祭からでござるから。あ、別に仲間外れにされてる〜なんて思ったことはないでござるよ?! でも――名前で呼ばれた時、本当に気を許し合えるような仲になれたみたいで嬉しかったでござる! 拙者はその……夢ノ咲学院に入学するまでは本当に友人がいなかったでござるからな。だから鉄虎くんと出会えことは感謝感激、雨あられでござるよ!
 『流星隊N』ができてからは、恐れ多くも隊長殿の補佐を務めさせてもらったでござるよ。正式に言われたことはないものの……『流星隊N』の副隊長みたいなものだったでござるな、今思えば。当然忙しかったし、嬉しいことよりも苦労したことの方が多かったでござるが――拙者は『流星隊N』の歩んできた道は間違っていなかったと思ってるでござるよ。現にほら、『流星隊N』から生まれたユニットがまたESに所属することが決まったでござるし! そっちのお祝いもまたしないといけないでござるな!
 おっと、そろそろ締めないと時間が迫ってきてるでござるな? ――鉄虎くん、いつも拙者と仲良くしてくれてありがとうでござる。鉄虎くんは自分のこと不甲斐ないとか『赤』に相応しくないとか言うでござるけど――拙者は全然そう思わないでござるよ。……あの日、守沢殿からレッドを引き継いだ時からずっと、拙者にとって鉄虎くんはブラックでもありレッドでもあるからして。――うん、だから……もし『そんな日』が来るのだとしたら何時だって声をかけてほしいでござる。忍者らしく、隠密行動で頑張るでござるよ♪


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【スタプロの正義】


 ははは! 久しぶりだなぁ! 前にあったのは去年の夏頃だっただろうか? 元気にしていたか?! ……っと、ここでもハグを避けられてしまうとは……さては南雲直伝だな!? 流石あいつの見込んだ『プロデューサー』だ! ――ううむ、そう言われてしまうと何も言えないな……決して疚しい気持ちはなくてただ感動の熱い抱擁を交わしたいだけなのだが……! 相変わらずなんですねって普段俺がどんな風に言われているのか気になるが……まあその話はおいおいということにしようか!
 もう知ってることかもしれんが、南雲が『流星隊』に入ったのは鬼龍の仲介があったからなんだ。その時の俺は『もう1人』を集めるために必死でなぁ……ほら、やっぱりヒーローなら5人いないと締りが悪いだろう? けれどその時にはもう1年生もほとんど所属ユニットが決まっていてな。どうしようかと悩んでいたところに鬼龍が声をかけてきたんだ。こんなことを言うと失礼だろうが、あいつが会ってからそう経たない後輩を可愛がっていると聞いた時は結構驚いたぞ! だからこそ俄然気になって会うことにしたんだけどな。初めて顔を合わせた時にわかった。――南雲鉄虎というこの子にはヒーローの素質があると! その根拠……ううん、そうだな……やはり目、だろうか? 燻っていたものの、その瞳の奥には熱い炎が燃え滾っていたのだ! その炎がこんなところで潰えてしまうのは惜しくて……俺は説得を重ねてあいつを『流星隊』に引き入れたという訳だ!
 俺たちは来年には卒業する身だったから、次を託す後輩は予め決めていた。勿論モチベーションにも関わるだろうから奏汰にだけ話して後輩たちには内緒にしていたが。――こんなことを言うと言い訳にしか聞こえないかもしれないが……本当に『流星隊』の伝統をあんな形で断ち切るつもりはなかったんだ。しかし、それを跳ね除けるほどの力が俺たちにはなかった。俺は……南雲の苦痛を全部わかってやれないのが辛くて仕方がなかった。――奏汰にそう言ったら、『そういうところがてとらに『おこられる』んですよ』なんて言われてしまったけどな。……まあ、暗い話はここまでにしておこう! ――いや、これすらも何時かは暗い話じゃなくなるんだ。もうただ事務所の『良い子』だけで収まるヒーローユニットにはならないと……あの日に誓ったからな!
 では、最後に改めて――南雲、あの春の日『流星隊』に来てくれてありがとう。【MDM】の時、どうしても『Crazy:B』を赦すことしかできなかった俺の代わりに、ファンや後輩たちのために怒ってくれてありがとう。おまえの真っ直ぐさにいつもみんな救われている。――それは俺だって同じだ。これからもっと成長して……いつか自分で自分を認められるようになると俺は信じているからな! それまでは共に頑張っていこう!
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