11話＊1人＊


森川 純:沖縄は夏行った方が楽しいよ！


齋藤飛鳥:暑いの無理


森川 純:えー！
じゃあなんで沖縄？


森川 純:綺麗な海が見たいの！


森川 純:…沖縄じゃなくても綺麗な海はある！


齋藤飛鳥:ない！


森川 純:あるんだってー！


齋藤飛鳥:どこ？遠い？今日行ける？


森川 純:すげぇ質問してくるじゃん…笑


齋藤飛鳥:1人で行ける？
本は読める？


森川 純:待って待って
1人で行こうとしてるの？


齋藤飛鳥:うん、私の特別な場所にするから！


森川 純:俺と一緒じゃないと行けない場所


齋藤飛鳥:えー
他は？


森川 純:なんでそんなに1人が良いの？

俺といる意味あるのかな？

1人で居たいなら
1人でいれば良いじゃん


齋藤飛鳥:…

(いつもは何も言わない純くんが
怒ってしまった…

立ち上がってお店を出ようとした…

つかさず純くんの手を掴んだ)


齋藤飛鳥:…


森川 純:…


齋藤飛鳥:…ごめんなさい…

もう1人で居るとか言わない…

だから行かないで…


森川 純:本当に言わない？


齋藤飛鳥:本当に言わない…
約束する…


森川 純:約束だぞ！


齋藤飛鳥:うん、約束！

だから…綺麗な海連れてって！


森川 純:そういうことかい！

本当に反省してるのかな？


齋藤飛鳥:してるしてる！


森川 純:もう…
どんだけわがままなんだよ…


齋藤飛鳥:でも、飛鳥ちゃんが好きでしょ？


森川 純:もちろん！
好きだよ！

飛鳥は？


齋藤飛鳥:ん？


森川 純:ん？じゃないよ！


齋藤飛鳥(やっぱり純くんは優しい…
なんでも受け入れてくれる

私の大好きな人！)