11話＊1人＊


森川 純:飛鳥、どっか行きたいところないの？


齋藤飛鳥:…うーん…


森川 純:青とか水色とか…緑とか…


齋藤飛鳥:うーん…


森川 純:ないか…


齋藤飛鳥:あっ！


森川 純:思いついた？！


齋藤飛鳥:ぷーさんに会いたい！


森川 純:ぷーさん？


齋藤飛鳥:うん！


森川 純:あぁ…、今帰省中なんだよね…


齋藤飛鳥:どこに？
純の家で飼ってるんじゃないの？


森川 純:えーと、俺ん家で飼ってるんだけど
お母さんの実家に一緒に帰ってるんだ。


齋藤飛鳥:そうなんだ…
会いたかったのに…


森川 純:ごめん、帰って来たら会せてあげるね！


齋藤飛鳥:純のお母さんの実家ってどこなの？


森川 純:千葉だよ！


齋藤飛鳥:意外と近いんだね…


森川 純:うん。
近くてすぐ会いに行けるから良いけど
田舎とか憧れがある…

ばあちゃん家が北海道とか沖縄だったらよかったなぁって
たまに思う。笑


齋藤飛鳥:それは最高だね！
沖縄行きたい！

沖縄行こう！


森川 純:いつ？


齋藤飛鳥:今から！


森川 純:無理に決まってるだろ…


齋藤飛鳥:どこ行きたい？って聞いたじゃん…


森川 純:聞いたけど…
今から行けるところにしてください。


齋藤飛鳥:ケチー


森川 純:ケチじゃないよ！！！

何でそうなるかなぁ…

(飛鳥が頬を膨らまして目で訴えて来た…

この顔がたまらなく可愛い！

俺はたまに意地悪をする)