6話＊意外な天敵＊


齋藤飛鳥(…嫌だと言ったのに…
後輩が私の行きつけのカフェに付いてきた…)


大園桃子:飛鳥さんの行きつけのカフェ
良いところですね


齋藤飛鳥:…うん…

…桃子…距離が近い…
席いっぱい空いてるんだから…
ぴったりくっつかなくても…


大園桃子:飛鳥さんの隣、落ち着くんですもん…


齋藤飛鳥:本読みづらいんだけど…


森川 純:仲良いんだな…2人…


大園桃子:はい！


森川 純:齋藤に懐く後輩…珍しいな…


齋藤飛鳥:どういう意味


森川 純:…ごめん…
なんでもないです…

失礼しました…


大園桃子:あの人カッコいいですね！


齋藤飛鳥:えっ…


大園桃子:彼女とか好きな人いるんですかね？


齋藤飛鳥:えっ…


大園桃子:次来たら聞いてみましょ…


齋藤飛鳥:きっと彼女いるよ…


大園桃子:そうですかね…？

気になるから桃子聞いてきます！


齋藤飛鳥:あっ…桃ちゃん…

(私…すぐ聞けなかったのに…
今も聞けてないし…

彼女居たらどうしよ…

森川くんにとって私って…
どういう存在なんだろ…)