4話＊君はだれ？＊


齋藤飛鳥(私は本を読むのが大好き…

カフェでイチゴミルクを飲みながら…
静かに本を読むのが好きだった…


彼に会うまでは…


私が通うお店でバイトをしている
森川くん…

休憩中はいつもお客さんと楽しそうに話して
コミュニケーションを取っている…

時には真面目な顔して…
何かを調べている…

君はだれ？どんな人？
そんなことを思うようになった…)


森川 純:いらっしゃいませ


齋藤飛鳥:いつもの


森川 純:はい…
かしこまりました…


齋藤飛鳥(もちろん…常連だから
いつもので伝わる…

はずだったけど…)


森川 純:お待たせしました…


齋藤飛鳥:違う

(…森川くん…今日はどうしちゃったんだろ…
いつもは間違えないのに…

これは喝を入れるしかない！)

覚えときなさいよ
毎日来てるんだから！


森川 純:…すみません…


齋藤飛鳥(ちょっと強く言い過ぎたかな…

でも、森川くんのためだ…

休憩中…私の隣に座って来た…

話しかけるチャンスだ…

どうやって話しかけよう…)