3話＊嫉妬？＊


森川 純:店長、すみません…
お待たせしました…


店長:おぉ、一通り説明はしといたぞ！


森川 純:ありがとうございます。


どうも、森川 純です。
よろしくお願いします。


星野みなみ:星野みなみです。
よろしくお願いします！


森川 純:星野さん
よろしく！


星野みなみ:みなみって呼んでください！


森川 純:…呼び捨てはさすがに…

みなみちゃんて呼ぶね！


星野みなみ:はい！


森川 純:みなみちゃんはいくつなの？


星野みなみ:17歳です！


森川 純:あっ、じゃあ俺と同い年だ！


星野みなみ:本当ですか！
嬉しいー！


森川 純(な…なんだ…この天使みたいな子…

比べちゃいけないけど…

齋藤とは真逆のタイプだ…
素直で可愛いなぁ…)


星野みなみ:森川くん…
みなみ、何すれば良いですか…？


森川 純:あっ…えっと…
じゃあ、一緒に外の掃き掃除お願いして良い？


星野みなみ:はい！


森川 純:外の木がさ…
枯れ葉めっちゃ落ちるんだよね…


星野みなみ:本当だぁ…
これは大変だね！


森川 純:でしょ…


あっ…齋藤っ
もう帰り？


齋藤飛鳥:…

(彼女はチラ見して無言で去っていった…)


森川 純:えっ！
シカト…


星野みなみ:知り合いですか？


森川 純:うちの常連さん！
俺らと同い年なんだよ！


星野みなみ:へぇー…そうなんだ！


店長:森川くん！

今、常連さんの子から傘預かったよ！
渡しといてくれって…


森川 純:あっ！
ありがとうございます。

メモ付いてる…


デレデレすんな！
バカっ！

なっ…なんだこれ…

デレデレしてねぇし…

ありがとうってくらい書けっつうの…

一言余計なんだから…

(もしかして…齋藤のやつ
嫉妬してる…？
なわけないか…)