10話＊ピンチはチャンス＊


西野七瀬:すごい並んどるね…


森川 純:…そうだね…
これ…並ぶの…？


西野七瀬:うん！
何時間並ぶか計らなきゃ！

全て参考にするの！


森川 純:…そっか…
なんでそこまで必死になれるの…？


西野七瀬:ななも…あそこのお店…
潰れたら困る…
純くんと…働けなくなるのはいややもん

純くんと出会えた場所だから…
ずっと残っててもらわんと…


森川 純:…七瀬…

そんな風に…思っててくれたんだ…
ありがとう…

そうだよな…七瀬と…出会った大切な場所…
潰すわけにはいかない…


西野七瀬:うん！
勝つために…考えよ！


店員:お待たせしました…
2名様…どうぞ…


西野七瀬:店内…綺麗やね…


森川 純:うん…
チョコのいい匂いがする…


店員:こちらメニューになります
お決まりになりましたら…お呼びください…


森川 純:はい、ありがとうございます…


西野七瀬:純くんて…
礼儀正しいよね！

いつも、店員さんに返事してるし…


森川 純:…感じ悪いと美味しいもの
出してやろうって気持ちにならなくない？

いい人にはいいものを食べさせたいって…
思うでしょ？

もちろん…全て…全力で出すけど…
少しの気持ちが大事かなぁって…


西野七瀬:なるほどね！
確かに気持ちは大事やね！


森川 純:ちゃんと伝えないと…
伝わらないし…

さて、メニュー決めた…？


西野七瀬:…

なな…純くんが好き…
ずっと一緒に居たい…

純くんが一緒だと
なな…頑張れる…


森川 純:…
先に言われちゃった…


西野七瀬:えっ…