15話＊遠距離？＊


森川 純
俺は七瀬と大阪に来ていた。

文化祭の準備をしていたら
七瀬のお母さんから連絡が入った
お父さんが仕事でケガをして骨折をしたらしい

命には別状はないけど、当分の間は
車いす生活になると言う…

お母さん一人では大変なので
七瀬と俺で一時的に大阪に手伝いに来た…

学校には事情を説明して休みの許可をもらった

文化祭に間に合うと良いんだけど…
麻衣を置いて来てしまったから…
ちょっと心配…


西野七瀬:純くんまで付いて来なくて良かったのに…
まいやん、心配してるやろ？


森川 純:力仕事には男が必要だろ？
それに、色々お世話になってるし…
こういう時に恩返ししないと！


西野七瀬:…お世話になってるのは、ななの方だよ…
迷惑かけてごめんね…。


森川 純:迷惑だなんて思ってないよ！
まぁ、勉強さぼれるし、俺には好都合だけどな！笑


西野七瀬:まったく～、すぐ、さぼろうとするんやから
帰ってから大変だよ！
勉強追いつけなかったら留年とかあり得るからね！
ななは知らんよ！


森川 純:そんなこと言うなよ…
見捨てないでちゃんと教えてくれよ！


西野七瀬:やる気があるならね！


森川 純:やる気、あるある！
ちゃんとやるから教えて！笑


西野七瀬:しょうがないな！


森川 純:さすが、七瀬！


西野七瀬:まったく！


森川 純:じゃあ、そろそろ買い出し行くか！


西野七瀬:そうやね！
何が必要かお母さんから聞いてくる！


森川 純:うん！
・・・重いのは少なめで！笑


西野七瀬:力仕事は男の仕事なんやろ！


森川 純:はい…
すみません…。

(七瀬…、思ったより元気そうでよかった…
親父さんがケガしたって連絡来た時の七瀬
すごく落ち込んでたもんな…
あのまま一人で帰してたらどうなってたか…

麻衣を説得するの大変だったけど、付いて来て良かった…)