5話＊嫌い＊


森川 純:よし、着いた！


西野七瀬:ここ？


森川 純:うん！


白石麻衣:純くん、いた！
おはよう！


森川 純:おはよう！


白石麻衣:待った？


森川 純:ううん、俺らも今来たとこ！


白石麻衣:そっか、良かった！
西野さん、おはよう！
今日はよろしくね！


西野七瀬:…おはよう…ございます…


森川 純:七瀬、堅いなぁ、同い年なんだからフラッに行こうよ！
ねぇ、白石！


白石麻衣:うん！
私のことはまいやんて呼んで良いよ！

こっちはかずみん！
高山一実！


高山一実:高山一実です！
よろしくね！
たまーに滑舌悪いけど気にしないで！笑


白石麻衣:西野さんもあだ名決めよう！

下の名前七瀬だよね？


高山一実:七瀬ちゃんかぁ！

あっ、じゃあ
なぁちゃんが良いんじゃない？


白石麻衣:かずみん、ナイスセンス！
良いね！
それにしよう！
なぁちゃんね！


西野七瀬:えっ…うん…


森川 純:七瀬、良かったな！
新しい友達出来たじゃん！


西野七瀬(…友達くらい、自分作れるよ…
純くんのバカっ…
2人だと思ってたのに…
期待したななもバカだった…

朝早かったんも、ビュッフェ誘ってくれたんも…
ななのためじゃなかったんやな…


純くんなんて…
純くんなんて…
…嫌いや…)


森川 純:七瀬？
泣いてる？


西野七瀬:泣いてへんっ！
目にゴミ入っただけっ

純くんのバカっ


森川 純:いてっ…


(拳で純くんの肩を思いっきり殴った
ちょっと、スッキリした…？

いや、モヤモヤが消えない…

友達なんかいらん

純くんの心が欲しい…)