4話＊バッティング＊


森川 純(はぁ…だりぃー…
遅刻したけど帰ろうかなぁ…
午後の授業だるいし
早退しちゃおうかなぁ…


俺は昼休み、いつも屋上に来る
空を眺めて色んなことをリセットする)


白石麻衣:ここ、立ち入り禁止なんだけど？


森川 純:えっ？マジッ！？


白石麻衣:クスッ！
ウソだよ！笑


森川 純(えっ！白石さん！！！)


森川 純:なんだよぉ、ビックリするじゃんかっ！


白石麻衣:ごめん、ごめん！笑

ねぇ、純くんていつも1人でお弁当食べてるの？



森川 純:うん！


白石麻衣:西野さんと一緒じゃないんだね！


森川 純:まぁ…
俺ら高校生だからね…
いつも一緒ってわけには
七瀬も友達といたいだろうし


白石麻衣:純くんは友達作らないの？



森川 純:作らないかな！

というか、俺の親父転勤多いから
いつまた転校するかわからないし
友達は作らないようにしてるんだ



白石麻衣:じゃあ、私が友達になってあげる！


森川 純:えっ！？
俺の話聞いてた？


白石麻衣:うん！



(この日から毎日、白石が屋上に来て
俺と話をするようになった…

クールなイメージだったけど、話すと結構お茶目で面白い！
意外な一面を知った…)