お久しぶりです、さあ殺せ。
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夜蛾学長による虎杖のある意味圧迫面接も無事に終わり、キャシィが良い雰囲気をぶち壊すストレートパンチを虎杖に叩き込んだ辺りで五条のスマホに着信が入る。
表示された名前は伊地知。一瞬、このまま切ろうかと思ったがこの後に泣きつかれるよりはマシかと、画面をスライドして通話を開始した。
「えーただいま電話に出ることが出来ません。ピーという発信音のあと……」
『ご、五条さんー!』
「なに、伊地知。うるさいなぁ」
『し、侵入者です!』
珍しく慌てて電話をしてきたと思った内容が内容で、五条はふざけるのをやめる。
「侵入者?どんな奴?」
五条の侵入者という言葉を聞いて、夜蛾の雰囲気も張りつめた。何が目的かは知らないが、呪術師の本拠地に侵入するとは中々の自信家かそれとも馬鹿か。
報告してきた伊地知は恐らくどんな奴か見たのだろうと推測し、特徴を尋ねるとなんとも言いづらそうに答えた。
『それが、少年が一人でして』
「子供一人ぃ?なにやってんの伊地知」
思わず拍子抜けした五条。いや、ここに単身乗り込んできたのなら相当な手練れなのかもしれないが、それなら目撃者である伊地知を葬ってそうな気もする。
「なにか分かったらまた連絡して」
そう言って通話を切った。相手の向かった場所や魂胆が一切分からないが、とりあえず侵入者がいるという事実を夜蛾にも共有しながら、どう対応するかを話し合う五条。
一方、大人二人の会話になにやら大変そうな雰囲気を感じながらも、することがなく手持ち無沙汰になった虎杖は大人しくなった呪骸を抱えて話が終わるのを待った。
この後どうなるのかな。と宙を見つめているとぱかりと頬に口が浮かんだ。宿儺の口だ。
思わず叩こうと手を上げたが、呟くように発せられた言葉に手を止める。
『……面倒なのが来たな』
「え、宿儺何か知ってんの?」
宿儺と虎杖の言葉に大人二人がこちらを見る。しかし、虎杖は一切分からないので、宿儺の言葉を待つしかない。
『しつこいやつだ』
そう宿儺が言い終えると同時に扉が蹴り開けられた。開けた人物は虎杖と同い年か、下に見える見知らぬ少年。なるほど伊地知の報告は正しかったと五条は身構える。
どんな能力を持ち合わせているか不明のため、様子を伺う三人。少年はそんなことを気にもとめずに虎杖を見た。
抱えていた呪骸を隣に起き、すぐにでも動けるようにした虎杖に少年の言葉が投げ掛けられる。
「やっほー宿儺。呪肉したみたいだから来ちゃった」
『帰れ』
どうやら宿儺を知る人物のようだが、なんというかやりとりがフランクすぎてどういう関係なのか検討つかない。
あと先程のやりとりになんというか、宿儺が多少嫌がっているように感じるのは気のせいだろうか。
「というか、なんでそんな中途半端に口だけ出してんの?主導権は??」
『……』
「え、もしかして子供に抑え込まれてる??マジ???呪いの王(笑)じゃん宿儺」
虎杖の頬にある口だけの様子と宿儺の沈黙で全てを察した少年が噴き出した。派手には笑っていないが顔がひきつっている。
『オマエ、後で覚えていろよ』
「全盛期でも殺せなかった呪いの王がなんか言ってる〜〜」
なにやら物騒な単語が飛び出す少年の煽りに、いつの間にか虎杖の目の下の傷に出現していた目には殺気が籠められているが、そんな殺気をものともしない少年は、はーおっかし。と暢気に呟いた。
「あの、あんま宿儺煽らないでくれないかな。滅茶苦茶うるさいんで」
頭のなかで宿儺の声が響いている虎杖は効果は無いが耳を塞ぎ、少年に文句を言う。一方で
「宿儺がwwwwあんなコケにされてるwww」
「先生笑いすぎじゃね?」
五条は可笑しくて爆笑していた。
虎杖はとてつもなく大変なことになってきたな。と五条の笑いを聞き流しながら、名も知らぬ少年を見つめるしかなかった。
表示された名前は伊地知。一瞬、このまま切ろうかと思ったがこの後に泣きつかれるよりはマシかと、画面をスライドして通話を開始した。
「えーただいま電話に出ることが出来ません。ピーという発信音のあと……」
『ご、五条さんー!』
「なに、伊地知。うるさいなぁ」
『し、侵入者です!』
珍しく慌てて電話をしてきたと思った内容が内容で、五条はふざけるのをやめる。
「侵入者?どんな奴?」
五条の侵入者という言葉を聞いて、夜蛾の雰囲気も張りつめた。何が目的かは知らないが、呪術師の本拠地に侵入するとは中々の自信家かそれとも馬鹿か。
報告してきた伊地知は恐らくどんな奴か見たのだろうと推測し、特徴を尋ねるとなんとも言いづらそうに答えた。
『それが、少年が一人でして』
「子供一人ぃ?なにやってんの伊地知」
思わず拍子抜けした五条。いや、ここに単身乗り込んできたのなら相当な手練れなのかもしれないが、それなら目撃者である伊地知を葬ってそうな気もする。
「なにか分かったらまた連絡して」
そう言って通話を切った。相手の向かった場所や魂胆が一切分からないが、とりあえず侵入者がいるという事実を夜蛾にも共有しながら、どう対応するかを話し合う五条。
一方、大人二人の会話になにやら大変そうな雰囲気を感じながらも、することがなく手持ち無沙汰になった虎杖は大人しくなった呪骸を抱えて話が終わるのを待った。
この後どうなるのかな。と宙を見つめているとぱかりと頬に口が浮かんだ。宿儺の口だ。
思わず叩こうと手を上げたが、呟くように発せられた言葉に手を止める。
『……面倒なのが来たな』
「え、宿儺何か知ってんの?」
宿儺と虎杖の言葉に大人二人がこちらを見る。しかし、虎杖は一切分からないので、宿儺の言葉を待つしかない。
『しつこいやつだ』
そう宿儺が言い終えると同時に扉が蹴り開けられた。開けた人物は虎杖と同い年か、下に見える見知らぬ少年。なるほど伊地知の報告は正しかったと五条は身構える。
どんな能力を持ち合わせているか不明のため、様子を伺う三人。少年はそんなことを気にもとめずに虎杖を見た。
抱えていた呪骸を隣に起き、すぐにでも動けるようにした虎杖に少年の言葉が投げ掛けられる。
「やっほー宿儺。呪肉したみたいだから来ちゃった」
『帰れ』
どうやら宿儺を知る人物のようだが、なんというかやりとりがフランクすぎてどういう関係なのか検討つかない。
あと先程のやりとりになんというか、宿儺が多少嫌がっているように感じるのは気のせいだろうか。
「というか、なんでそんな中途半端に口だけ出してんの?主導権は??」
『……』
「え、もしかして子供に抑え込まれてる??マジ???呪いの王(笑)じゃん宿儺」
虎杖の頬にある口だけの様子と宿儺の沈黙で全てを察した少年が噴き出した。派手には笑っていないが顔がひきつっている。
『オマエ、後で覚えていろよ』
「全盛期でも殺せなかった呪いの王がなんか言ってる〜〜」
なにやら物騒な単語が飛び出す少年の煽りに、いつの間にか虎杖の目の下の傷に出現していた目には殺気が籠められているが、そんな殺気をものともしない少年は、はーおっかし。と暢気に呟いた。
「あの、あんま宿儺煽らないでくれないかな。滅茶苦茶うるさいんで」
頭のなかで宿儺の声が響いている虎杖は効果は無いが耳を塞ぎ、少年に文句を言う。一方で
「宿儺がwwwwあんなコケにされてるwww」
「先生笑いすぎじゃね?」
五条は可笑しくて爆笑していた。
虎杖はとてつもなく大変なことになってきたな。と五条の笑いを聞き流しながら、名も知らぬ少年を見つめるしかなかった。