出会い編
名前、変えます?
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嵐の夜、一人の幼い超人がボロ小屋で震えていた。
「うぅ~…雨風が入り込んで寝られん…」
ブタと間違わられ、地球に捨てられたキン肉星の王子キン肉マン…もといキン肉 スグル。
彼は屋根や壁の隙間から入り込んでくる雨風が止むまで耐え忍んでいた。
彼の忍耐が勝ったのか、徐々に雨や風が弱まっていく。
「おっ?そろそろ止むか?」
窓から顔を覗かせると、嵐は止んだようだが空が明るくなり始めていた。
「なんと!もう朝になったのか!?
…むむ?あれは……」
スグルは暗雲の隙間から陽が射し込む先で、照らされたのは一つの藁のカゴを見つけた。駆け込めば何かがタオルに包まれており、もぞもぞと動いている。
スグルは、恐る恐るタオルを捲った。
そこには、小さな赤ん坊がいた。
「あ、赤ん坊!?まさか…捨て子か…?まてまて泣くでない!ほーれ!べろべろバァ〜!」
今にも泣き出しそうな赤ん坊をあやそうと必死に変顔を披露するスグルを見た赤ん坊は、涙を数滴零しながらも徐々に笑顔になりキャッキャと笑い出す。
「おーおー面白かったか!ならもう一度、いないいな〜い…バァ〜!」
「きゃ~!」
愛らしい声を出して笑う赤ん坊に、スグルも笑いながら指を近づけると赤ん坊は小さな手で握る。
「そうか、お前も私と同じく捨てられたのか…でも独りではないぞ。今日から私達は兄弟だ!」
「うー?」
「そうじゃ、これからは私がお前を守ってやる!一人には決してさせん。…だとすると名前が必要じゃのぉ〜…う~む。」
弟となる存在の名前に頭を悩ませるスグルのマスクに、赤ん坊は無邪気にペチペチと小さな手で叩いたりする中で、スグルの頭の中の電球がピカッと光った。
「決めたぞ!お前は今日から光じゃ!」
「お〜?」
「嵐の中で!私に光を与えてくれた存在だから光!気に入ったか?」
自信満々のスグルの笑顔に、赤ん坊…光は意味は分かっていないが一緒に笑顔になり声を上げる。
「うぁー!」
「そうかそうか!気に入ってくれたか!今日から私は光の兄じゃぞ〜!」
光を高く掲げて、太陽の下で笑い合う二人は兄弟となった。
ぺらり、と光の下半身を覆っていた布オムツが捲れ落ちた。
そこに、男の子にあるはずのモノが無かった。
「ありゃま!?女の子だったの!?」
「うきゃきゃ!」
…こうして、嵐の明けた日に奇妙な兄妹が誕生したのです。
「うぅ~…雨風が入り込んで寝られん…」
ブタと間違わられ、地球に捨てられたキン肉星の王子キン肉マン…もといキン肉 スグル。
彼は屋根や壁の隙間から入り込んでくる雨風が止むまで耐え忍んでいた。
彼の忍耐が勝ったのか、徐々に雨や風が弱まっていく。
「おっ?そろそろ止むか?」
窓から顔を覗かせると、嵐は止んだようだが空が明るくなり始めていた。
「なんと!もう朝になったのか!?
…むむ?あれは……」
スグルは暗雲の隙間から陽が射し込む先で、照らされたのは一つの藁のカゴを見つけた。駆け込めば何かがタオルに包まれており、もぞもぞと動いている。
スグルは、恐る恐るタオルを捲った。
そこには、小さな赤ん坊がいた。
「あ、赤ん坊!?まさか…捨て子か…?まてまて泣くでない!ほーれ!べろべろバァ〜!」
今にも泣き出しそうな赤ん坊をあやそうと必死に変顔を披露するスグルを見た赤ん坊は、涙を数滴零しながらも徐々に笑顔になりキャッキャと笑い出す。
「おーおー面白かったか!ならもう一度、いないいな〜い…バァ〜!」
「きゃ~!」
愛らしい声を出して笑う赤ん坊に、スグルも笑いながら指を近づけると赤ん坊は小さな手で握る。
「そうか、お前も私と同じく捨てられたのか…でも独りではないぞ。今日から私達は兄弟だ!」
「うー?」
「そうじゃ、これからは私がお前を守ってやる!一人には決してさせん。…だとすると名前が必要じゃのぉ〜…う~む。」
弟となる存在の名前に頭を悩ませるスグルのマスクに、赤ん坊は無邪気にペチペチと小さな手で叩いたりする中で、スグルの頭の中の電球がピカッと光った。
「決めたぞ!お前は今日から光じゃ!」
「お〜?」
「嵐の中で!私に光を与えてくれた存在だから光!気に入ったか?」
自信満々のスグルの笑顔に、赤ん坊…光は意味は分かっていないが一緒に笑顔になり声を上げる。
「うぁー!」
「そうかそうか!気に入ってくれたか!今日から私は光の兄じゃぞ〜!」
光を高く掲げて、太陽の下で笑い合う二人は兄弟となった。
ぺらり、と光の下半身を覆っていた布オムツが捲れ落ちた。
そこに、男の子にあるはずのモノが無かった。
「ありゃま!?女の子だったの!?」
「うきゃきゃ!」
…こうして、嵐の明けた日に奇妙な兄妹が誕生したのです。